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心理学の知識

仙台カウンセリング|心の健康:3つのC「仙台長町心理カウンセリング」

仙台カウンセリング

仙台長町|心理カウンセリング
こころの健康

● 心の健康と「3つのC」

私たちの日常生活にも役立つ考え方

★精神的な健康を保つためには、柔軟なものの見方、行動や感情のコントロール感覚、人間関係が大事です。

これが「3つのC」です。

こころの健康を守ったり、いったんつらい状態になってしまった時、心の健康を取り戻すための、3つのキーワード ・・・☆

■ 1つ目のC・・・・・Cognition  「コグニション」:認知

■ 2つ目のC・・・・・Control  「コントロール」:コントロール感覚

■ 3つ目のC・・・・・Communication  「コミュニケーション」:人間関係の交流

◆【1つ目のC・・・・・Cognition  「コグニション」:認知】

・「認知」を簡単にいえば、ものの見方、受け取り方、考え方です。
これらと私たちの感情や気分は、深くかかわりあっています。
物事を悪いほうにばかり考えたり、ひとつの考え方にこり固まったりすると、だんだんつらい気持ちが強くなってきます。
頭を柔軟にして、幅のひろい考え方で、現実を見ていくと落ち着いた気分が保てます。

◆【2つ目のC・・・・・Control  「コントロール」:コントロール感覚】

・「コントロール感覚」というのは、自分の行動や感情、そして環境をどのようにコントロールしていくかということです。
忙しくても、自分から次々と課題をみつけて取り組んでいるような時は、気持ちも明るく、前向きでいられます。
しかし、仕事に追われ、振り回されてしまうと、気分的にも苦しくなってきます。
自分の持ち味や傾向をよく理解(自己理解)して、仕事や自分の感情に対するコントロール感覚を見失わないことは、心の健康にとって大切なポイントです。

◆【3つ目のC・・・・・Communication  「コミュニケーション」:交流】

・「コミュニケーション」は、自分を取り巻くいろいろな人たちとの関係です。
私たちはひとりで生きているわけではありませんし、「自分らしさ」というものも人間関係や環境のなかでつくられていくものです。
落ち込んだ時でも、誰かと話すだけで気分が晴れたり、ひとりで考え込んでいるよりも、人との会話の中から、全く別の角度のアイディアが出てくるということは、多くの人が経験していることでしょう。

◆「3つのC」という、基本的な考え方と、それを応用した、認知療法、行動療法、対人関係療法という3つの方法は、薬物療法と並んで、うつ症状に悩むクライエントの方々をケアするためのだいじなアプローチです。また、「うつ」の改善ということだけでなく、私たちが日常的に経験する軽い気分の落ち込みに対しても役立ちます。

●無理なプラス思考は逆効果!
・私たちは困難に出会うと、まず自分のいちばん自信のある方法で解決しようとしますが、そのやり方で失敗すると、自分が否定されたように感じ、その方法に固執してしまいます。その結果、問題は未解決のまま残り、自信を喪失してしまいます。しかし、そんなときに無理にプラス思考にもっていこうとする必要はありません。
「だめだったこと」を認めることのほうが、大切です。
ジャッジしない。評価しない。ただありのままを認める。
失敗体験は成功の母。。。そこから次につながるものが見えてきます。

●めまぐるしく変化する現代社会は、かつて経験したことのない、新たなストレス源が次々と発生しています。
このストレス社会を生きて行くには、誰でもメンタルヘルス:こころの健康にじゅうぶん、気を配る必要があります。

※仙台心理カウンセリングのカウンセリングや心理学講座では、無理なく、徐々に、「認知のゆがみ」を確認して行ける、アプローチ方法を取り入れています。また、ご自身の希望があれば、不都合なゆがみを修正する方法をカウンセラーと共に考え、実践(トレーニング)を通して、修正のプロセスを一緒に歩んで行くことをサポートいたします。

・●~ 3つのチェックポイント! ~●・

【1:根拠を探す】
・気持ちが揺れてしまった時には、その時の自分に浮かんだ考え(自動思考)を、見つめ直してみましょう。
・その考えには、きちんとした根拠や証拠があるでしょうか。
「そう考える根拠は何か」「それを裏付ける事実はどんなことがあるか」
「それと反対の事実はないか」と、振り返ってみると、動揺してせまくなった考え方が、もう一度現実的なものになり、少し視野が広がることがあります。

【2:結果を予測する】
・それでも元の考えが正しいと思える時には「だったらどうなるんだ」と結果について予測してみます。
・「その考えが本当ならば、どんなことが起きるのか」「それで、どんな困ることが出てくるのか」「それはどのくらい重要なことか」などと考えてみると、多くの場合、それほど大変なことはそうそう起こらないし、起きたとしてもそれなりに対策があると思えてきます。

【3:代わりの考えを探す】
・最後に、「では、別のように考えることはできないか?」と自分に質問してみます。前の2つのチェックで、だいぶ視野が広がっているはずなので、かなり現実的で幅の広い考え方が見つけられると思います。

【自動思考】※補足
出来事に対し瞬間的に浮かび上がる考えやイメージを『自動思考』といいますが、普段は意識されることなくすぐに忘れられてしまうもので、ストレスに大きく影響を与えるものがあります。

【例えば・・・】
怒られた時、『この程度で済んで良かった』と思うか『怒られる自分はダメな人間だ』と思うか、というようなことです。この思考は、持って生まれた性格によるものではありません。過去の体験の積み重ねによって自分自身が日々選択してきた「くせ・習慣」のひとつで意識することにより、その「受け取り方」の「くせ・習慣」を修正することが可能です。それにはまず、自覚、認識すること。そこから修正に向かうための第一歩が始まります

●自分の「受け取り方」は、いつどのような事がきっかけで完成された?
そんなことに気づきながら徐々に自分自身の思考のくせ・習慣(自動思考)を自覚し、改善していくことができます。「自動思考」はその人の過去の体験からつくられたものです。正確にいえば瞬間的に湧きあがる自動思考の背景には、過去の体験の積み重ねによって形成された何らかの前提(スキーマ)があるということです。

●幼少時期に親(又は養育者)からの拒否を受け続けると、「自分は人から愛されることはない」といったスキーマが形成され、そのスキーマ(枠組み)を背景とし「誰とも仲良くなれない」「誰からも愛されない」といった自動思考を繰り返すことになります。

●過去の苦痛で不快な体験や精神的な破綻を繰り返さないように「防衛機制」を働かせ処理した結果、否定的なスキーマ(枠組み)が形成され、その延長に「歪みをもった自動思考」が出現するということになるのです。

ちょっと難しいかもしれませんが、徐々に自分に合ったペースで理解していくと、自分自身の「自動思考」に気づくようになります。

☆「気づき」(認知)を促し、改善(行動療法)するためのサポートが、「カウンセリング」だと私は考えています」

仙台心理カウンセリング&スクールの心理学講座「交流分析」は、理論を使って理解しながら、自分のパターン(自動思考)に気づき、改善していくカリキュラムが含まれております。

*「自動思考」「認知のゆがみ」などを改善する方法が記載されている著書が、数多く出版されています。ぜひご参考にしてください。

【認知行動療法のリンク】

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