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心理学の知識

ウィルパワー|意志力

ウィルパワー

困難があっても、最後までやり遂げる意志の力

【ウィルパワー】目標を達成する人は、心をこう鍛えている!
意志力を鍛えるための「日常の習慣」人生や仕事の成功と関係がある「ウィルパワー」☆

【希望力を高める要素】
「ウェイパワー(Way Power、見通し力」
「ウィルパワー(Will Power、意志力)」

ウィルパワー研究の第一人者である、アメリカ・フロリダ州立大学の心理学者ロイ・バウマイスター博士は、「ウィルパワーの高さは、人生や仕事での成功と関係がある」と考えています。ウィルパワーの高さは、学校での成績、仕事でのリーダーシップ、収入レベル、結婚相手との関係性や心身の健康、そしてレジリエンスとも相関があると言われています。※レジリエンス ⇒ 回復力、復元力、柔軟性、弾力性。ストレスなど外的な刺激に対する柔軟性を表す言葉。。。

一方で、ウィルパワーが弱ってしまうと、自制心が発揮できず、過食や過飲、暴力やギャンブルなどのネガティブな行為に走りやすくなります。やるべき仕事が残っているのに、ついスマホを見たり、Facebookで時間を費やしたり、TVやネットを見すぎたりして時間を過ごした経験・・。このように、ウィルパワーは、目標に向けて何かを成し遂げる前向きな力だけでなく、目標までの道筋にある「誘惑」に負けない、自己コントロール力も含まれているのです。

【成功するために必要なウィルパワー】
◆高いウィルパワー
・学業での成功
・リーダーシップ
・収入
・結婚相手との関係性
・健康
・レジリエンス(逆境に負けない)
・・と、相関がみられる。

◆ウィルパワーの欠如
・過食、肥満
・喫煙
・アルコール中毒
・非行、犯罪、DV
・ギャンブル、浪費
・人間関係の悪化
・・などのリスクがある。

ウィルパワーが消耗してしまうと、何か有意義な目標を立てても、最後まで続きません。別のことについ目が行き、上の空になってしまうこともあります。食べ過ぎ、飲み過ぎ、遊びすぎ、買い物のしすぎ、さらにはタバコの吸いすぎ、カフェインの摂り過ぎにも関係しています。アルコールやギャンブルの中毒を招くこともあります。ウィルパワーはいかに高めるかだけでなく、いかに「消耗させないか」も同じぐらい大事☆☆☆

このようにウィルパワーには個人差があり、その違いは人生の大切な時期における、成功や失敗に関係することがあります。では、もともと自制心が弱い場合は、社会人になってからもウィルパワーが低いままで、仕事でも成功できないのでしょうか??
実は・・・ 研究が進むにつれて、ウィルパワーは筋肉のようなものであるとわかってきました!つまり、ウィルパワーは、『鍛えられる』 のです。腕や足の筋肉は、運動をすることによって鍛えられますが、酷使すると 疲労がたまってしまいます。心の筋肉も同じです。適切に訓練し活用することでウィルパワーは鍛えられますが、過度の労働やストレスなどにより、その力が消耗してしまうことがあります。また、ウィルパワーのキャパシティは無限ではなく、限りがあります。バウマイスター博士は「ウィルパワーの出どころはひとつである」と言っていますが、ウィルパワーを使った後は、充分な休息の時間が回復のために必要です。

【ウィルパワーは筋肉】
1、量には限界があり、使うことで消耗する。
2、訓練することで鍛えられ、訓練しないと脆弱化する。
3、鍛錬するためには、短期間に酷使する必要がある。
4、使った後は、回復までの休息が必要。

【ウィルパワーが低下する5つの原因】
ウィルパワーが枯渇する現象を、心理学では「自我消耗」と称しています。自我消耗が起きると、自制心が減り、自分の思考・感情・行動が制御しにくくなってしまいます。まず大切なことは、心のエネルギーを無駄遣いしない「省エネ」。そのためには、「自我消耗の原因を理解する」ことから始まります。セルフケアを適切に行ない、無駄遣いする元を断ち切る又は減らすことです。認知行動療法では、対話しながら「自我消耗」に気づき『省エネ』の方策を確立して行きます。

ウィルパワーの低下の原因には、主に5つあります。
1、「ストレス」
2、「複数の目標を持つこと」
3、「長時間労働」
4、「血糖値の低下」
5、「決定疲労」

筋肉を鍛えるときと同じように、鍛錬することと、休息をとって回復させることのバランスが大切です。
【3つのコツ】*方法
1、小さな挑戦
2、運動
3、十分な睡眠+良質な睡眠

小さな挑戦の機会は、日常生活や仕事の中にあふれています。
1、姿勢よく歩く
2、足を組まずに姿勢正しく座る
3、悪口や愚痴を言わない(言っている自分の感情に気づく)
4、毎朝、オフィスの机を片付けてから仕事を始める
これらのちょっとした試みが、大きな意志力の違いを生み出します!
仙台心理の認知行動療法は、対話しながら「自我消耗」に気づき、『省エネ』の方策を確立して行きます。

※参考文献「意思力の科学」ロイ・バウマイスター/著(インターシフト)