仙台カウンセリング
交流分析 TA(Transactional Analysis)は、
アメリカの精神科医:エリック・バーンが創始した心理療法です。
【TAの特色】
1:全般に簡潔で難しい用語を用いず、努めて多くの人々に理解しやすくできている。
2:自分の姿を現象的にとらえ、客観的にみるための工夫がなされている。
3:自分自身の性格形成の過程を探る作業が含まれている。
4:他人との交流パターンに気づき、改善方法が学べる。
5:TAは理論や方法のどこからでも学べ、学習後すぐに活用できる。
*交流分析を学習することにより、自己理解が深まってくると、相手の行動や性格についても、よりよい理解が可能になるので、対人関係が改善されて行きます。
*交流分析は医療、医学界ばかりでなく、家庭、教育界、産業界でも、取り入れられています。
【交流分析の基礎】
【交流分析の主な考え方】
1,人は誰でも3つの「私」(自我状態)をもっている
2,他人と過去は変わらない、他人を変えるより、自分を変えるほうがはるかに生産的である
3,私たちは自分の感情、思考、行動の責任者となり、「今、ここ」 という次元を生きる
【交流分析の目的】
1:自分への気づきを深めることにより、心身の自己コントロールを可能にすること。
2:自律性を高めることで、自分の考え方、感じ方、さらには行動に責任をもつまで成長すること。
3:こじれる人間関係に陥らず、互いに親密な心のふれあいを体験できるようになること。
【4つの基礎理論】
1,構造分析(感情、思考、行動をP、A、Cに基づいて自己分析する方法)
2,交流パターン分析(自分と他人のやりとり分析)
3,ゲーム分析
4,脚本分析
【自我のつくられる時期】
◆自分の中の『子ども』。
0~3歳の時に中心的に形成される「子ども」の性格/パーソナリティです。
これをC(Child)と呼びます。これも更に3つに分かれています
自然な子供/FC=Free Child、
従順な子供/AC=Adapted Child
反抗する子供/RC=Rebellious Child
0~3歳の時は、言葉はほとんど理解できないため、両親や周りの大人達の「表情」やしぐさ、、身体的接触(なでられたり、だっこされたり、あるいは叩かれたり)という刺激で認知・学習します。これらの外的な刺激によって、脳の中に様々な反応パターンが出来てきます(その人独自の感情的な傾向性)
これをTAではチャイルド(こども)の自我状態と言います。
◆自分の中の『親』。
3~6歳の時に中心的に形成された「親」の性格/パーソナリティ。
これをP(Parent)と呼びます。これは更に2つに分かれています。
批判的親/CP=Critical Parent
保護的親/NP=Nurturing Parent
この『親』の性格は、自分の親を見習って(模倣して)創った性格と言われています。
親のしぐさや考え方などが、気がつかないうちに似てしまう(コピーする)事です。
気づくと、物事に対する反応や言動が両親にそっくりだったことに気づくことがあります。
最後につくられるのが、
◆自分の中の『大人』。
6~10歳を中心に形成された「成人/大人」の性格/パーソナリティ。
これをA(Adult)と呼びます。
大人/A=Adult
6歳くらいになると、脳が発達し、今までの経験を活かした活動が出来るようになってきます。
過去の経験を分析し、計画をたて、実行する、というようなことです。
冷静に考えたり、判断したりする、A:アダルト(客観的で冷静な大人の部分)の性格です。
このように、TAにおける性格/パーソナリティは、大きく分けると3つ、細かく分けると5つ(又は6つ)のパーソナリティで構成されています。自分の中にそれぞれの性格/パーソナリティがどれくらい強いのか、どんなバランスなのか、を知ることで、自分の性格傾向を理解することが可能です。これをチェック・確認できるのが「エゴグラム」という心理テストです。
※仙台心理カウンセリング 交流分析講座テキストより
◆【交流分析】リンク
◆仙台の交流分析|エリック・バーン
◆仙台の交流分析|自我状態
◆仙台の交流分析|幼児決断
◆ディスカウント理論|心理ゲーム分析
◆交流パターン分析|裏面的交流
◆エゴグラム|デユセイ
◆人生脚本|脚本衝動の具体例
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