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HSP 仙台 心理 VOL.3 人生を変えるかもしれないHSPさんが持つ「心の癖」4つのポイント 仙台HSP

仙台カウンセリング

HSP 仙台心理 VOL.3
人生を変えるかもしれないHSPさんが持つ
「心の癖」4つのポイント 仙台HSP

HSP 仙台心理 VOL.3
人生を変えるかもしれないHSPさんの特徴
「心の癖」4つのポイント 仙台HSP

HSP「繊細さん」が抱える心の癖やお困りごとは様々あって、
HSPさんは、非HSPさんよりも数多くの負担を感じているのではないでしょうか。

HSPさんは繊細さを上手に受け入れ、付き合い方を身につけた場合、
HSP繊細さんの心理的負担はかなり減らすことができます。

『HSPは性格ではなく気質です』

このことを今一度、確認してみましょう。
性格とは、育ちながら環境に合わせてつくられていく、考え方や行動の癖のこと。
一方、気質とは生まれながらに持っている「神経の特性」です。

努力や根性で克服できるものではありません。
その自分の特性に気づいて、否定することなく、
上手にお付き合いして行くことが大切です。

人はみな、個性や得意、不得意があり、良し悪しではないのです。
克服よりも、自分の気質に合わせた生き方を見つけてまいりましよう。

HSP「繊細さん」は、自分の感受性の調整方法、
バランスのとり方を身につければよいのです。

周囲からの刺激を極力受けない工夫を施し、
「今、ここ」での自分を確保する方法を身につけると、
刺激からの負担を大幅に減らすことができます。

◆HSP「繊細さん」にありがちな「心の癖」4つ

人は誰でも、4つの特徴的な「心の癖」を、
時と状況によって使い分けているといわれています。

🍀

【心の癖】4つのポイント

□ 1:現実を過小評価し、自己満足する癖

□ 2:自分を過大に評価し、独りよがりに思い込む癖

□ 3:自分を正当化し、相手を恨み、被害者的になる癖

□ 4:自分を否定し、物事を悲観的にとらえて、諦めてしまう癖

🍀

以上のような現実をみて「自分の心の癖」をふりかえり、
自覚することで、自分が引き寄せる未来を良い方向へ
バランスをとりながら、軌道修正することができます。

悲観的な未来がイメージで出てくるときは、
一度、「心の癖」を見直すチャンスなのです❣
仙台心理で、ご一緒に取り組んでまいりましょう。

【HSP「繊細さん」に特徴的な思考パターン・心の癖】

□ (1)白黒思考

これは良いか悪いか、好きか嫌いか、白か黒かのどちらかしかない考え方、心の癖のこと。
例:仕事が完全にできていないと気になってしまいます。
相手が少しでも不機嫌だと、「自分のことが嫌いなんだ」と思ってしまいます。
テストで70点をとると、0点をとったときと同じ気分になってしまいます。

□ (2)極端な一般化

たった一回の出来事から全てを決めつけてしまう心の癖。
例:ひとつのプロジェクトが思ったように進まないときに、過去の失敗を思い出して、自分はいつも失敗すると結論を出してしまいます。

□ (3)プラスの側面の否認

ものごとのマイナスの側面のみを取り上げて意味づけ、プラスの側面は否定してしまう心の癖
例:人に長所を指摘されても「そんなところができても何にもならない」と考えてしまいます。

□ (4)マイナス思考:選択的な抽出

良い情報を無視して、悪い情報ばかりを取り上げてしまう心の癖
例:発表の時、批評されたことばかりが思い出され、良いコメントをされたことは忘れてしまいます。

□ (5)破局的な見方

いつも最悪の事態を考えてしまい、ちょっとした困難から大きな破局や不幸な結末を想像してしまう心の癖。
例:家族の帰りが少し遅かったりすると、「どこかで事故にでも遭って死んでしまったんじゃないか」と考え、その後の暮らしを想像して悲しい気持ちになってしまいます。

□ (6)過大評価・過小評価

事実や出来事を実際よりも高く評価したり逆に軽視したりする心の癖。
例:自分の欠点を人生に支障をきたす大問題とらえ、「自分には欠陥がある」と考えてしまいます。

□ (7)根拠のないきめつけ

根拠がないのに感情や思いつきで判断すること。
例:はじめて手がけた仕事がうまく進まないときに、この仕事はうまくいかないだろうとすぐに決めつけてしまいます。

□ (8)感情的理由づけ

自分の気持ちや感情を理由にして、そこから出来事や事実を意味づけること。
例:「こんなに不安になるのだから、この問題は解決できないに違いない」と考えてしまう。

□ (9)「すべき」表現

「~」すべきである、「~しなければならない」といった考え、心の癖のこと。
例:人間関係がうまくいっていなければならない。怠けていてはいけない。主婦なら家事を完璧にするべきだ。

□ (10)レッテル貼りと誤ったレッテル貼り(ラベリング)

自分に否定的な言葉のレッテルを貼ること。
例:自分は落ちこぼれだ。自分には欠陥がある。

□ (11)自己関連づけ

コントロールできない結果を自分の責任だと考える心の癖。
何か悪いことが起きると、本当は関係ないのに自分のせいで起こったのだと自分を責めてしまいます。
例:Aさんがサークルをやめたのは、自分のせいかもしれない。
子どもが学校で問題を起こして担任から注意を受けた時に、
全て自分の育て方が悪かったんだと自分を責めます。

【スキーマ:心の中の約束事】

スキーマとは、自動思考が習慣化し、固定化されたものであり、いわば個人の価値観ともいえます。個人の価値判断の基準でもあり、ほとんどの場合修正は困難で、これはその人の行動や人生の歩み方に多大な影響を与えています。たとえば、「人生人間関係が重要だ」と考える人は、他人との交流に力を注ぎ、これがうまくいくことに喜びを感じるでしょう。一方で親しい人との関係がこじれれば、ひどく落ちこんでしまうでしょう。

また、「人生仕事での成功が重要だ」と考える人は、職場で人と歓談するよりもまず仕事に熱を入れ、仕事で成功すれば喜びを感じ失敗すればひどく落ちこむでしょうが、人間関係のもつれなどにはさほど動揺しないかもしれません。うつ病では否定的なスキーマが優勢に機能しており、「自分は欠陥のある人間だ」などと自分に対する否定的な考えを、固く信じています。自分自身の価値を高めうるいかなる出来事も、この信念のもとに駆逐されてしまいます。肯定的な出来事よりも否定的な出来事の方を多く思い出し、また肯定的な結末よりも否定的な結末の方を予想するようになります。

【認知療法による実際】
認知療法では、まず自分がどのような考え方をしているのかに気づき、その考え方が自分の気分や行動にどのような影響を与えているのかを知り、そしてその結果、どのような現実が生み出されているのかを十分に理解します。そして、思いつきやイメージで判断するのではなく、根拠をもって判断を下す練習をします。その結果、自由で柔軟性のある見方を獲得することができるようになり、自由に幅のある行動がとれるよう援助するものです。認知療法では、考え方が個人の気分や行動に影響を与えることを示していますが、決して楽観的に考えられるようになることを促しているのではありません。認知療法が最終的にめざしていることは、最悪の事態も想定した上で、なおかつ効果的に状況に対処できるようになることなのです。

◆例えば、仕事で上司から注意されてしまった時に

「また注意されてしまった」:欠陥、恥スキーマ
「何をやっても失敗する」:失敗スキーマ
「もっと頑張って評価されたい」:「認めてもらいたい」スキーマ
「どうせ上手くいかない」;否定・悲観スキーマ

というように、スキーマをもとにして

スキーマ:私がやることはうまくいかない
自動思考:頑張っても失敗する
身体反応:動悸、冷や汗、そわそわする
行動:重要な業務を避けて、別の仕事をする
などが、発生します。

ジェフリー・E・ヤング博士は、人は誰でも5つのエリアの「中核的感情欲求(内なる子どものニーズ)」を持っていると述べています。

「中核的感情欲求(内なる子どものニーズ)」

愛してもらいたい、守ってもらいたい、理解してもらいたい
有能な人間になりたい、いろいろなことが上手くできるようになりたい
自分の感情や思いを自由に表現したい、自分の意志を大切にしたい
自由にのびのびと動きたい、楽しく遊びたい、生き生きと楽しみたい
自立性のある人間になりたい。ある程度自分をコントロールできるようになりたい
上記のそれぞれ感情欲求を満たされないと「早期不適応スキーマ」になる。

自分が今、どの欲求を持っているのかを客観的に検証、分析、理解できるとセルフコントロール可能になります。

【早期不適応的18のマイナススキーマ】

早期不適応的スキーマの「早期」というのは幼児期。
スキーマ⇒「自分の内面での約束ごと」「枠組み」

早期不適応的マイナススキーマ18項目

第1領域のスキーマ「拒絶と断絶」
1 見捨てられスキーマ
2 不信・虐待スキーマ
3 「愛されない」情緒的はく奪スキーマ
4 欠陥・恥スキーマ
5 疎外スキーマ

第2領域のスキーマ「自立性と行動の損傷」
6 無能・依存スキーマ
7 「脆弱性」スキーマ
8 巻きこまれスキーマ
9 失敗スキーマ

第3領域のスキーマ「他者優先」
10 服従スキーマ
11 自己犠牲スキーマ
12「ほめられたい」「評価されたい」スキーマ

第4領域のスキーマ「過剰警戒と抑制」
13 否定・悲観スキーマ
14 感情抑制スキーマ
15 完ぺき主義スキーマ
16 罰スキーマ

第5領域スキーマ「制約の欠如」
17 「権利要求・尊大」スキーマ
18 「自制と自立の欠如」スキーマ

第1〜5領域の中で、18個に分かれる。
何個当てはまるか確認してみましょう。
「ある・なし」というよりも「強・弱」が重要です。
また、状況によって「強・弱」は変わりますしなくなることはありません。
強いものがあれば、穏やかに「弱めていく」ことに焦点を置くと良いでしょう。

【HSP繊細さんのリンク】

◆HSP 繊細さんの心理カウンセリング
◆HSP 繊細さんの心理学専門講座
◆HSP 仙台 心理 VOL.1
人生を変えるかもしれない「繊細さん」のチェックリスト23 HSP

◆HSP 仙台心理 VOL.2
人生を変えるかもしれない「HSPさん」が持つ繊細な8つの特徴 仙台HSP

◆HSP 仙台心理 VOL.3
人生を変えるかもしれないHSPさんが持つ「心の癖」4つのポイント 仙台HSP

◆HSP/HSC 仙台心理 VOL.4
人生を変えるかもしれない「繊細ちゃん」のチェックリスト23 仙台HSP/HSC

◆HSPさんのスキーマ 仙台HSP
◆仙台の認知行動療法|HSPにも効果的な認知行動療法

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