knowledge

心理学の知識

心理カウンセラーの聴く技術

【心理カウンセラーの聴く技術】

心理的支援は、 「情報」 ではなく 「傾聴」☆

具体的支援と心の支援との違いとは・・

相談者が、「しっかり受け止めてもらえた」 と感じ、心の中にある葛藤や混乱を ”正直に言葉に出来た時”人は大きく癒されます。

健康管理や生活再建、キャリアコンサルティングなどの具体的支援が必要な場合は、情報やアドバイスなどの「かける言葉」が必要です。

しかし、「こころ」を支援する場合は、言葉より先に、相手と真剣に向き合い、『傾聴する』 という「態度・姿勢」が大切です。

相談者の心に寄り添いたい、少しでも楽になってもらいたいと思う場合は、この「傾聴」を意識して関わることが、『癒やすこと』(心理的負担の軽減)につながります。

◆◆◆  「聴く技術」 ◆◆◆

心理カウンセリングでは、相談者の話を聴くときに、「何とかしてあげたい」という自分の気持ちではなく、”相談者の気持ち” を最優先します。

相手を尊重し、相手の置かれている状況や考え、感じていることなどを、そのまま受容する(受け止める)ようにします。

相談者は、悩んでいることで、自分に対して否定的な気持ちになっています。

その気持ちをそのまま受けとめることで、「本当に自分のことを分かってもらえた」 という、手応えや安心感を得てもらうのです。

まず相手の言うことを、そのまま受け止め、理解を示し、相談者が前向きに、自分の問題に対して、取り組むことができるようになったところで初めて、相談者自身が持っている解決策や、他の人からのアドバイスを活かせるよう援助して行きます。

「相手のために・・」 という、まごころを適切に表現する技術

それが心理カウンセリングの 「聴く技術」 と言えます。

「うつ」のきっかけ

「うつのきっかけ」

●うつを引き起こすきっかけは、様々です。  

~ 人間関係、環境の変化、仕事、とらえ方、思い込み・・・ ~

・「うつ」には、誘因やきっかけのようなものがいくつかあります。しかし、これといって思いあたるきっかけがないままに、うつ状態を強める人もいます。

【うつを引き起こしやすい人間関係】4項目

・喪失体験
大切な人、大事なものを失うという体験

・コミュニケーションギャップ
通じ合っていると思っていた相手との気持ちの大きなズレ

・役割の変化
生活や職場における大きな環境の変化と、それに伴う役割の変化

・人間関係技術の不足
人間関係をうまく築くための技術不足

【効果的な療法】 

・認知療法
考え方のクセを見つめ直して修正する

・行動療法
具体的な問題を解決し、行動のコントロール感覚を取り戻す

・対人関係療法
自分にとって大切な人との関係の問題点を整理し解決していく

【思考パターンを修正する:認知行動療法】 

・認知行動療法は、「抑うつな気分や不安などの精神症状は、認知のゆがみによって生じるもので、そのゆがみを修正すればうつ病が改善される」という考えに基づいています。

・仙台心理カウンセリング&スクールの心理学講座は、理論を使いながら、受講生自ら、認知のゆがみに気づき、修正していくことを可能にするためのアプローチを含む「カリキュラム構成」となっております。

・・・●~ 認知行動療法は、このように進められる ~●・・・ 

【第1段階】
・認知のゆがみが、自分の感情や行動にどのように影響しているかを明らかにしていきます。

【第2段階】 
・自分の見方・考え方が現実的にみて妥当かどうか、自分の考えはどんな事実に裏付けられているかなどについて検討して行きます。

【第3段階】 
・自分の特徴的な思考パターンに気づき、これまでの悲観的・否定的な考え方ではなくもっと広い視点で物事をとらえ、現実的な判断ができるようにして行きます。

【第4段階】 
・自分が陥りやすい思考パターンをたえずチェックし、問題が起きた時、悲観的にならずに、うまく解決できるようにして行きます。

以上の4段階を、おひとりお一人に合わせて進めて行きます。

共感と同感の違い

「共感する技術」と「同感」の大きな違い

共感と同感は混同されて使われてしまう事が多い。

理解していないとコミュニケーションのすれ違いが起こる。

例えば・・・友人が、

☆「仕事が単調だから、つまらないのよね~」と言ってきた時、

Aの返答
・・・・・『単調じゃ、つまらないわよね』 → この返答は、「同感」(同調:私もそう思う)

Bの返答
・・・・・『仕事が単調で、つまらなくなってるのね』 → この返答が、「共感」(あなたはそう感じている)

相手を理解してあげたいと思ってAの返答「同感」(同調)をしても、残念ながら相手は自分の気持ちを理解してもらえたと感じない。

そして、理解されたと感じてない姿を見てAの返答「同感」(同調)をした人は、自分の ”おもい” が相手に伝わっていないストレスを感じる。

コミュニケーションのすれ違いはこんな風に徐々に始まり、それぞれの内面(無意識)に蓄積されて行く訳です。

「共感」・・・日常のコミュニケーションで、ぜひ!試してみてください ^^☆

★「心理カウンセラー養成講座」初級編では、「共感すること」をロールプレイで、体験的に身につけて行くワークも取り入れています。

心理カウンセリングの2種類

心理カウンセリングの2種類

●○●・・・ よくある質問から ・・・●○●

Q・・・カウンセリングは深刻な人だけが行くところでしょ?

A・・・いいえ。深刻な問題だけという限定は一切ありません。

カウンセリングは、大きく分けてふたつあります。

◆キャリア系カウンセリング(開発的カウンセリング)

・仕事にやりがいが感じられない。
・専業主婦で終わるのが不安だ。
・転職したいが適職がみつからない。
・会社の仕事は大変ではないが達成感を得たい。

◆メンタル系カウンセリング(療法的カウンセリング)

・人間関係で悩んでいる。
・会社に行けない。
・電車に乗れない。
・ゆううつな気分が抜けない。
・訳もなく、不安感が浮上してしまう。

カウンセリングは「学問」です。
人間がよりよく生きるため、問題解決のカギをみつける方法を導き出してくれます。
悩みを抱えている時、友人に相談することはあっても、「カウンセリングを受ける」という発想を持つ人は、まだまだ少ないかもしれません。カウンセリングは、”特別(深刻)な人だけのもの”という認識が、あるようです。

いくら、友人同士で話しても、うまく行かない、ということがありますね。他人からアドバイスされると、残念なことに、「自分はどうしたいのか?」という思考が止まってしまうのです。

私たち人間は、他人に指導されても、自分が納得しなければ、行動は起こせないものです。(行動心理学)

ここが、友人への相談とカウンセリングの大きな相違点です。

カウンセリングは臨床心理に基づいた学問で、カウンセラーは、それを学んだ「人間のこころのプロ」です。第三者の立場(客観的視点)をもちながら、あなた自身が行きたい方向を選択し、それに向かうための行動(方法)を、みつけ出すサポート役となる存在です。

じっくりとあなたの話を聴いた上で、さまざまなカウンセリング技法を使い、あなた自身が問題解決できるよう、その糸口を探って行きます。

カウンセリングは、答えをくれるものではなく、カウンセラーと一緒に出口を探す場所だということをご理解いただければ幸いです。

カウンセリングの聴く技術

 「相談」と「心理カウンセリング」のちがい

心理カウンセリングの重要な技術に「人の話を聴く」ということがあります。

誰もが当たり前にできそうな「人の話を聴く」ということ、これが意外に難しいのです。

皆様は、相手のためを思って相談にのってあげたのに、なぜかうまく行かないことや、かえって相手を困らせてしまったという経験があるかもしれません。

最初は親切心から相談にのっていても途中でイライラしてしまったり、面倒くさいと感じてしまうことがあるかもしれません。

なぜそのようなことになってしまうのか・・・

「人の話を聴く」心理カウンセリングの技術とは、どのようなものなのかについて簡単にご説明します。

◆◆◆ うまくいかない相談 ◆◆◆

あなたは・・

相談にのる=「相手の問題点を教えてあげる/解決方法をアドバイスしてあげる事」

だと思っていませんか?

確かに適切なアドバイスは問題解決への近道なのですが、

相手が悩んでいるときに、

「△△が問題だ・・」「○○すればうまくいくのに・・」など、

アドバイス“だけ”をすると・・・

*分かっているけど、できないから困っているのに…

*話を聴いてもらえず、“ああしろ” “こうしろ”ばかり言われた…

と、受け取られてしまうことがあります。

(相手は「指示や命令された」という感覚を持ってしまうためです)

そして、「相手を何とかしてあげたい」という気持ちが強ければ強いほど、アドバイスがうまく活かされないときに、「せっかくアドバイスしたのに…」「どうして分からないんだ!!(怒)」などと、相手を批判したくなってしまうものなのです。

誰もが、経験していることかと思われますが、いかがでしょうか?

◆◆◆ 仙台カウンセリングの 「聴く技術」 ◆◆◆

心理カウンセリングでは、相談者の話を聴くときに、

「何とかしてあげたい」という自分の気持ちではなく、相談者の気持ちを「最優先」します。

相手を尊重し、相手の置かれている状況や考え、感じていることなどを、

そのまま受容する(受け止める)のです。

技術的には、「共感」する技術になります。

相談者は、悩んでいることで自分に対して否定的な気持ちになっています。

その気持ちをそのまま受けとめることで、

「本当に自分のことを分かってもらえた」という手応えや安心感を得てもらうのです。

カウンセラーは、まず相手の言うことをそのまま受け止め、理解を示し、共感し、

相談者が前向きに自分の問題に取り組むことができるようになったところで、初めて、

相談者自身が持っている解決策や他の人からのアドバイスを活かせるよう援助していきます。

「相手のために・・」というあなたのまごころを適切に表現する技術――

―― それが心理カウンセリングの 「聴く技術」 と言えます。

カウンセラーとして、この技術を使いこなせるようになるまでには、トレーニングと実務経験の時間にもよりますが、一般的には「約3年」という目安が示されています。

もちろん、個人差もあります為、約3年はあくまで目安と考えて頂くと良いでしょう。

心理カウンセリングの 「聴く技術」 は、職業としない方にとっても、仕事での人間関係、人材育成、家族関係、子育て、友人関係、パートナー、すべての人間関係において大いに役立ちます。

そして、一度身につけて頂ければ、一生失うことがありません。肉体が終わるまで活かすことができるのが最大のメリット☆です。

学んだ方は、「知的財産」がどんどん増えるのです。

ぜひ! ご一緒に学んでみませんか?

皆様にお目にかかれます事を、楽しみにお待ち申し上げております☆

「カウンセリングの聴く技術」でした。

心理カウンセリング

●○●。。。 悩みを抱える人 。。。●○●

喜びや潤いを与えてくれると同時に、試練を注ぐ要素となるのが人間関係です。
敏感で直観力に長けた人は、微妙な心の動きを察することで、そうでない人に比べ、より多くの試練を体験しやすいかもしれません。

ある体験の衝撃により、心に深い傷を抱え、悩み続ける人々がいます。
本来、傷は治っていくものですが、自然治癒のみに頼れない深い傷もあります。

癒しの本質を知ることもなく、長い間、内面的な過剰防衛により、閉鎖的な日々を送る人々。
彼らの抱える傷はトラウマ(心的外傷:傷ついた心の状態が長く続く)となっている可能性もあります。

生きていれば傷の一つや二つ、誰でも持っているものですが、心の傷の放置は不適応を起こすことがあります。

▲ ところで、こんな症状を経験したことはありませんか?

・心深くの傷がうずき、存分に物事に取り組めない。
・常に、自分らしさをねじ曲げてしまう。
・他者と親密になれない。
・本心が言えない。
・日常社会で生きづらさを感じる。
・日常の中で、自分らしく生きている実感がない。

意識上では忘れられても、自覚の無いところ(無意識)に焼きついている、そういうロジックが人の心理にあるわけです。意識されない心の傷に反応し、行動を選択する人間の心があります。
例えば、何となく苦手な場所や対象があり、それらとの接点が生じる折、何らかの抵抗心理を表す症状が発生。

衝撃を受けた人物像に近い姿を前にして、過去の自分自身で反応してしまう。それらは比較的わかりやすい発症ですが、ここに思考(理屈)が絡んでくるとどうでしょう?

傷の回復の速度等お構いなく、日常への適応を迫られバランスを崩すこともあります。

理由のはっきりしない不快感や、不安を抱く自分を「駄目人間である」と思い込む。嫌な気持ちを誤魔化さなければと思い、アルコールや薬物に走るかもしれません。あるいは、危険な恋愛や、常軌を逸脱したギャンブル・買い物・食物摂取等。

いずれにせよ、繊細(せんさい)に扱う必要のある症状です。

心の傷を抱える人々は必要に応じて段階的に、自身の傷と向き合い癒して行かなければなりませんが、外側に答えを求めるうちは、自分をないがしろに扱うことを代償とせざるを得ません。

そうした心と向き合い ”より良く生きるため” のツールとして心理学という学問が生まれました。心理カウンセリングもその一例(一部)です。

仙台心理カウンセリングでは、『カウンセリング心理学』に特化した対応を基礎にしてお話をお聴きし、その時点において適切と思われる対応をさせていただいております。ご自身の中で気になること、お心当たりなどございましたら是非一度、心理カウンセリングの体験をお勧めいたします。

心理カウンセラーは伴走者として、あなたの心に寄り添い、健全さへのプロセス(道のり)を共に歩む存在です。

☆ 皆様にお会いできますこと、楽しみにお待ちしております ☆

心理学の世界

仙台で心理学の世界を学ぶ

【臨床心理学】

心理学というと多くの人が臨床心理学を思い浮かべる人が多い。臨床心理学は、人の悩みや問題を抱えた人を援助する方法を考える学問です。心理学的検査及び診断や心理療法の領域を含んでいます。また、精神医学的な知識、自己理解も必要になります。ほかの心理学とも関係が深いのも特徴です。

具体的には、心理療法(技法)として、精神分析学や分析心理学、来談者中心療法、行動療法、遊戯療法、催眠療法・自律訓練法などさまざまです。検査方法も性格検査の質問紙法、ロールシャッハテストのような投影法、作業検査法などさまざま。臨床心理学は、主観が大きく作用するだけに、流派や考え方が異なります。

【教育心理学】

教育課程における心の働きを心理学の知識と方法によって理解しようとする学問です。人間の発達には学習が欠かせません。心理学でいうと学習とは、体験や観察などを経て知識や技術、態度、価値観、思考力などを身につけることであり、学校教育だけでなく、生涯にわたって行なわれるものを指します。

「発達」では発達段階の心理的特徴、発達の法則、遺伝と環境の関わり、教育が発達に及ぼす影響など。
「人格」では知能や性格などの個人差やその構造、発達・形成の過程、欲求耐性など。
「学習」では学習過程や関連する知識・思考・記憶の働きと発達など。
「測定・評価」では知能や性格特性の測定、学力の評価などを研究します。

【発達心理学】

発達心理学は人間の生涯の観察から発達の法則を発見しようとする学問です。この分野は乳幼児心理学、児童心理学、青年心理学、老年心理学と、人生の区切りで細分化されることがあります。さらに知能の発達、人間関係の発達、感情の発達などに分けられることもあります。障害児の発達臨床、保育実践に関することもこの分野に含まれます。まさに生涯を通して成長、発達を続ける人間について考えていく学問です。

【認知心理学】

コンピュータ技術や情報工学の進展が、心理学にも大きく影響しました。認知心理学は、認知を人間の情報処理過程とみなして進められる。知覚、記憶、思考、言語など、大きく4つの人間の情報処理の仕組みについて研究が進んでいます。知覚研究では、感覚や形・空間・運動の知覚の問題を、記憶研究では記憶のプロセスや忘却の問題を、思考・言語理解の研究では問題解決過程や概念・推理・象徴・記号、知能の問題を扱います。

【社会心理学】

人は日常の暮らしで他人と互いに影響を与え合っています。その対人相互の作用の観点から人の行動を科学的に究明します。暴動などに見られるパニックの心理は社会心理学の1つです。国際化、高齢化、情報化、環境問題などは日常の生活にも影響を与え、人と人の相互関係も変容しています。その中で起きる問題をどのように克服したらよりよくいきていけるのか、というニーズに期待も高まっている。

【犯罪心理学】

犯罪行為をする場合の人間の心のあり方、働きについて研究する応用心理学の一分野です。心理学の中でも特殊な分野に入ります。なぜ罪を犯すのか、罪を犯した人の社会復帰などが研究対象です。人間の心に秘められた異常性、本性などを知ることで犯罪行為の予防、再犯の防止に役立てられる。精神分析理解、社会病理的理解から犯罪者の人格に迫ったり、人格形成に関わる家庭の要因・学校不適要因・社会不適要因などの研究です。

【産業心理学】

産業心理学は、組織と人の関係(組織のあり方、人間関係、仕事の条件、採用・人事など)、消費と人の関係(売る側、買う側の心理的価値に基づく消費行動)、健康と人の関係(心と体の病の治療、ストレスを克服する力の育成)を学習する。現実に起きている事象を研究するだけでなく、解決に向けてどのように取り組むかというところまで研究します。
「産業カウンセラー」になるために学ぶ理論としては、重要で欠かせない内容となっています。

【人格心理学】

臨床心理学の基礎ともなる領域で、性格心理学とも呼ばれます。人格(パーソナリティ)とは各個人をその人独自のユニークな存在として基礎づけているものと考えます。パーソナリティのとらえ方は様々な立場があります。パーソナリティをいくつかの典型に分類する「類型論」、どんなときも一貫している行動傾向に視点を置く「特性論」、また自我の働きを中心にしている「力動論」、行動の状況依存を重視する「状況論」などがある。性格とは何か?個性とはなにか?他者理解とは何か?など人格形成に注目します。

【家族心理学】

家族心理学は、家族療法を背景に問題の予防、コミュニケーション、問題解決、家族社会学的見方などを学習する。家族療法とは、家族全員とコミュニケーションを取り問題の把握や原因の詳細を解明・解決する療法です。家族心理学の意義と目的は、夫婦関係、結婚と家族の形成、親子関係、子離れ、少子化をめぐる問題などさまざまです。

【災害心理学】

災害に対する人間の心理的な反応、災害と人間の行動など、災害と人間心理の関係を研究します。災害は不可抗力的な出来事や状況であり、突発的なものだけでなく、長く続くものもあります。このような状況の出来事の心理を研究することで、二次災害を予防したり、パニックの防止を研究します。日本は世界各国から見ても防災の先進国ですが、災害者に対する精神面のケアは遅れています。災害時のパニック、非難行動、流言飛語(デマ)、災害体験によるトラウマ(心的外傷)の研究と成果が期待されている。

【青年心理学】

人体の性的変化とともに激動の青年期が始まります。青年心理学の定義どおり青年の心理を研究する学問です。多くの人が児童期は社会や親の価値観に従いましたが、青年期は何に価値を置くのか自問します。そして反抗、批判という過程を通って自分の価値観を自覚して自己実現するようになります。しかし自信があるわけではなく、不安も入り交じっているので、その複雑な心理を解明していく学問です。

【知覚心理学】

知覚の働きとは視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚の5感です。知覚心理学は外部からの情報を取り入れるプロセス、そのメカニズムの解明を目的とする学問です。明るさや色などどのように人は、ものが見えるのか?錯覚はどのようにして起こるのか?など医学や生理学や、計算幾何学なども必要になりますし、理解を深めていくためには人工知能、コンピュータの勉強も必要になってきます。人間の体と心のシステムの解明を研究する。

【健康心理学】

身体的な健康は、性格、価値観などの個人的な要因だけでなく、会社、学校、地域社会など集団からも影響を受けています。健康を心理学の視点から研究します。医学、看護学、保健学、体育学、栄養学などと密接な関係があります。研究の成果は、予防、治療、診断に採用され、人々の健康に直接関与します。

【動物心理学】

動物心理学には2つの柱があります。1つは、動物自体に視点を置く研究と、人間を考えるための手段として動物を研究する2つの分野に分かれます。もう1つは、動物の外顕的行動を分析する方向で、これは従来比較心理学と呼ばれていた領域です。もう1つが、生理学的、神経科学的な分野です。これらの4つの分野が動物心理学の領域です。 人間も動物として考え、人間と動物の共通する部分や異なる部分を研究します。

【スポーツ心理学】

スポーツ心理学は、スポーツをする人の技術を効果的に向上させ、能力を最大限に引き出す方法を研究する。指導者と選手の人間関係は心理的に大きく作用するからです。メンタルトレーニングなど、動機づけを高める方法、緊張状態をどのように高めたり、解いたりする方法、 心と体の生理学や改良改善の研究をします。

【環境心理学】

心の働きを仲立ちに環境と人間の関係、相互作用を体系的に探求するのがこの分野です。環境心理学は、人間と環境のよりよい関係の実現を目指して、意識と行動面から追及する。空間デザイン心理、パーソナルスペース、環境問題、環境犯罪心理学など心を取り巻く環境についての研究で成果を上げます。

【カウンセリング心理学】

対人援助技術であるカウンセリングの実践技法と理論体系、研究法(リサーチ法)を修得する為の学問分野であるが、知識習得の学術的な事柄だけでなくカウンセリング特有の『ラポール(相互的な信頼関係)に基づく人間関係』を体験的に学ぶことも重視される。カウンセリング心理学とは、究極的には、『人間の行動・人格・感情』を生み出す複雑な心理メカニズムを理解することを目的とした研究実践分野である。

心理学は人間・動物の行動(認知・情動・思考)を予測できる一般法則を定立することを目的とするが、カウンセリング心理学は人間の対人関係や精神状態を規定する一般法則を応用して『問題行動・問題状況・性格の偏り・対人関係の葛藤・心理的な苦悩』を解決(緩和)することを目的としている。

カウンセリングとは、クライエントを全人的に援助して効果的に変容させるための心理面接であり、クライエントの利益(目的・成長・改善)に貢献するための共感的(専門的)な人間関係である。

カウンセリング心理学は、『人間とは何か?』という壮大で深遠な哲学的な疑問に実用的に応える学問であり、『人格論(性格論)・技法論(治療論)・病理論(異常心理学)』の3大領域から成り立っている。臨床心理学の3大領域は、『心理アセスメント(心理テスト)・異常心理学(精神病理学)・心理療法(技法論)』である。
カウンセリング心理学も臨床心理学も、最近ではエビデンス(科学的根拠)を重視するため、心理統計学に基づく統計リサーチの研究が多く行われている。教育学分野におけるカウンセリングが専門領域として確立しているアメリカでは、カウンセリング・サイコロジスト(カウンセリング心理学者)といえばPh.D.(学術博士号)の博士号を持つ臨床心理学者を指し、カウンセラーといえば修士号を持つ臨床心理学者を指す。

日本では学位を基準としたカウンセラーの分類は存在しないが、修士号取得者を対象とした「臨床心理士」の民間資格がポピュラーな専門資格として認知されていて、カウンセラーというよりも心理臨床家としてのアイデンティティが強調されつつある。 日本においては、カウンセリングと心理療法は臨床心理学の研究範囲に包摂されているが、アメリカではカウンセリングはあくまで教育学の下位分類であり、心理療法(精神療法)は医学や心理学の下位分類となっている。つまり、この学問領域の分類は、カウンセリングは教育指導的な人間関係を主軸とした心理面接であり、心理療法は臨床的・治療的な専門技法を中心にした臨床面接であることを示唆しているのである。

教育学に分類されるカウンセリング心理学には、カウンセリングの理論と技法、カウンセリング・マインド、調査研究法、相談業務分類、異文化間カウンセリング、職業指導(産業心理学)、人格心理学などさまざまな分野が含まれている。その意味でカウンセリング心理学は、人文学領域における隣接諸分野を広範に包括する複合的な学問分野ということができる。

※公認心理師(国家資格)☆

わが国初のカウンセラー国家資格の誕生☆2015年9月9日の参議院本会議にて、「公認心理師」という国家資格を設ける法律が可決成立した。わが国初のカウンセラーの国家資格化という話。業界的には、重大ニュース。カウンセラー・心理職の国家資格化は、20年以上前から議論を繰り返しつつ実現していなかった。しかし、近年の労働者を巡るメンタルヘルス不全や、自殺という社会問題を背景に、ようやく待望の国家資格化を果たすことになった。また、犯罪の再犯率低下への対応として公認心理師がケアを行うことも検討されている。

公認心理師の資格は国家試験で認定し、受験資格は法律で定める大学を卒業の後、大学院の課程を終了した者や、別に定める一定の実務経験を持つ者に与えられる。今まで国家資格の存在しなかったカウンセラー業界全体の信頼性の向上に寄与するものと期待されている。第一回の国家試験は2018年9月9日に実施された。

受験者数 35,020人
合格者数 27,876人
合格率 79.6%

(データ:一般財団法人日本心理研修センター公表)

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★国家資格化により民間資格はどうなるか?

国家資格化の目的は、「公認心理師の資格を定めて、その業務の適正を図り、もって国民の心の健康の保持増進に寄与する」となっている。資格取得については、従来の臨床心理士同様、公認心理師になるにはハードルが高そう。。。当面は既得権を侵さないという意味で、既存の実務者への配慮がなされてる。

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受験資格を得るスタンダードな進路は、「大学卒+大学院修了」。一定以上の知的能力と財力が必要であり、社会人がキャリアチェンジとして選択するには難しい面があるため、既存の社会人受講生が大勢を占める。「産業カウンセラー」などは、 一定のニーズを保ちながら併存することになるかと考えられる。

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来談者中心療法

来談者中心療法

来談者中心療法は、1940年代にカール・ロジャースによって開発されたカウンセリングの立場

来談者中心カウンセリングでは、カウンセラーは来談者の内にある自己実現傾向を発揮できるように、そばに寄り添い、共感し、共に考えながら、来談者の自己検討を援助していく存在である。

来談者が安心して自己のありのままでいられる場を提供し、ありのままの自己を探索し表現することを促進させていく。
カウンセラーは来談者の語る内容を傾聴し、知的水準だけでなく、感情的水準も理解して応答していく。

来談者はカウンセラーとの会話の中でありのままの自分に気づき(自己洞察)、それを受け入れ(自己受容)、より統合された自己の中で再度問題を解決しようと決心(自己決定)をする。

カウンセラーはこのプロセスに共に付き合い、援助してくれる存在である。

カール・ロジャースは、来談者をひとりのユニークな個人として尊重するということを示すだけでなく、「何がその人を傷つけているのか、どの方向に行くべきか、何が重要な問題なのか、どんな経験が深く秘められているかなどを知っているのはクライエント自身である」という確信を表した。

カール・ロジャースの考えは、個人を対象とした心理療法の範囲にとどまらず、グループや社会の人間関係まで広がった。このような、ロジャースの人間関係の成長に関する幅広い取り組みの総称を、「来談者中心療法」と呼ぶこともある。

1940年代から1950年にかけて来談者中心療法は日本に導入され、カウンセリング界に多大な影響を与えた。来談者中心療法(クライエント中心療法)は、ロジャースによって、非指示的療法から来談者中心療法、そして人間中心療法へと、時代を追って改名されている。

カウンセラーに必要な3つの態度条件

1、自己一致
2、無条件の積極的関心(無条件の受容)
3、共感的理解

カウンセラーの積極的傾聴により、クライエントは、より深く自分の感情や態度を探り始め、以前には気付かなかった自分の面を発見するようになり、自分を大切にするようになる。自分自身の心の声に耳を傾けるようになり、やがて自己否定の態度から自己受容する態度に移行していくことで、本来のクライエントらしさを取り戻して行く。

●カール・ロジャース(1902~1987)アメリカの臨床心理学者

心理相談の対象者を患者ではなくクライエント(来談者)と称したのは彼が最初である。
クライエント(来談者)とは生活していくうえで、何らかの困難や不安を持ったり、堂々巡りの悪循環に陥った時などに、第三者の意見や援助を必要とする人。

クライエントとは顧客の意。患者(patient)といわないところにカウンセリングの哲学がある。

すなわち、治療する人間、治療される人間というとらえ方でなく、お互いに人間として仲間であり同格であるという思想が、患者といわずクライエントと言わしめている。クライアントと発音する人もいる。

仙台心理カウンセリングでのカウンセリングは、来談者中心療法を基礎とし、傾聴、効果的な質問なども用いながら、必要に応じた「心理療法」の提供も可能となっております。*初回面接(初めてご相談)の場合は、「傾聴による対応」を心がけながら、お話をお聴きして行きます。

仙台ひきこもり支援

ひきこもり支援カウンセリング

ひきこもり支援のためのメンタルヘルス

【 ひきこもる人は何につまずくのか? 】

(1)自分像の変容・身体像の変容――自分とは何か、あれこれ自分の欠陥を探して悩みつまずく。
自己の性格・容姿・能力などを非常に気にしている人もいる。

(2)価値観の変容・新しい価値観との同化の困難。
年齢の近い他者との一体感のない不安ととまどい(自分は周りと異なっているのではないか)。

(3)友人関係において、孤立に対する不安と親しくなることへの不安と戸惑い。
親しさを維持しようとしてかえって不安が高まる。

(4)青年期には、何かを選択しなければならない場面に遭遇することが多くなる。
しかし、選択するには別の何かを捨てなければならないということに納得できない。
(受け入れられない)。そのため、選択できない葛藤状態に陥り、苦悩する。

(5)一度は社会に出るが職業上の諸困難に遭遇し、職業不適応、職場不適応状態となる。

(6)一度は社会に出るが対人関係上の諸困難に遭遇し、対人関係処理に破綻をきたす。
恋愛・結婚の関係に困難をきたす場合もある。
(職業上の困難に伴い、対人関係・恋愛関係が破綻することもある)

(7)さらに現代日本社会が若者を受け入れる器を狭めつつあること、選択の機会を縮小しつつあることが、何かを選択しなければならないのに選択する機会がないという状態を生み出している。特に、社会に関わろうとしても適当な就職先がないことなどが若者の無力感を深める。

【 ひきこもりの定義 】

厚生労働省は、ひきこもりを『自宅にひきこもって学校や会社に行かず、家族以外との親密な対人関係がない状態が6ヶ月以上続いており統合失調症(精神分裂病)やうつ病などの精神障害が第一の原因とは考えにくいもの』と定義している。

この厚生労働省の定義によるひきこもりの人数は、現在「推定100万人いる」と言われている。(あくまで推定人数で)
推定人数で発表される理由は、不登校の場合には、学校(教師)に対して調査すれば、信頼できる人数(教師がウソの報告をしないことが前提条件である)が報告されるが、ひきこもりの場合には、実態調査自体が困難であるため、ひきこもりの人数は推定するしかないからである。

一般的には、ひきこもりは、「自宅に引きこもって外出しない」状態を指す言葉として使用されるが、厚生労働省の定義では、うつ病などの精神疾患を持っているために、自宅から外出できない者は「ひきこもり」から除外されている。

【その理由】

うつ病(仮面うつ病を除く)などの精神疾患の場合には、脳内物質が健康な人と比べて、異常に少ないことが知られている。脳の脆弱性。(つまり、一種の脳の病気である。)

うつ病に代表される精神疾患の治療には、治療薬と休養が必要だと考えられているため、うつ病患者等の中には、自宅で療養生活を送っている者もいる可能性は大きい。

そうした精神疾患をわずらっている者が「自宅にひきこもって外出しない」場合には、厚生労働省は、ひきこもりとは考えずに自宅療養として扱っているようであり、厚生労働省は、「自宅療養を必要とする病気を持っていない」者で、外出しようと思えばできるにもかかわらず、長期間に渡って外出しないものを「ひきこもり」として、考えているようである。

☆仙台ひきこもり支援のためのメンタルヘルス(カウンセリング)では、ご本人が外出できない場合の対応法として、ご家族様がご相談に来室される場合が多く、その際は「ご家族様の負担軽減」のための対処法などを含めたカウンセリング支援とさせていただく事例が少なくありません。ご家族様の「お困り・お悩み」のご相談についても受付しております。ご家族様からのご相談、お待ち申し上げております。

認知行動理論

【認知行動理論】

・「認知行動理論」は、行動療法に認知の観点を取り入れた認知行動療法の基礎となる新しい統合理論

◆学習に対する2つの考え方◆

・従来の学習に関する考え方には大きく2つの流れがある。

1:「学習は刺激と反応の結びつきの枠組みで説明されるという、「学習理論(S-R理論、S-O-R理論)」の立場

2:ゲシュタルト心理学の観点から、「学習は知覚体系の体制化あるいは再体系化、すなわち認知の変容の枠組みで説明される」という、「認知理論」の立場

これらは、学習理論(もしくは行動理論)を基盤とする「行動療法」と、認知理論を基盤とする「認知療法」としてそれぞれの発展をもたらした。

ところが、行動療法が発展するにしたがって、従来の学習理論では説明がつきにくい現象が、臨床場面を中心に多く指摘されるようになった。

★1:刺激を提示しても反応に変化が現れなければ学習が成立したとはいえないとする、「対応性」の仮定に対する疑問。

★2:学習は普遍的な現象であり生物学的な影響の差はないとする、強化随伴性の「普遍性」の仮定に対する疑問。

★3:強化刺激によって随伴されている行動に変化がみられなくても、実際には強化刺激は効果をもたらしているとする「自動性」の仮定に対する疑問。

これらの従来の学習理論の問題点を解決するために、大まかにいえば、学習理論に認知理論を統合するような形で認知行動療法が提唱されるようになった。

【認知行動理論と認知行動療法】

・行動療法を用いた臨床場面においては、

★1:同一刺激を与えてもクライエントの反応は様々である。

★2:逆にさまざまな刺激をクライエントに与えても反応は同じであることがある。

★3:刺激も反応も観察不可能な場合がある。

などの問題点が指摘されるようになり、従来の不備な点を補うような形で認知行動療法が展開した。

◆学習(行動)理論の限界を踏まえ、人間の行動は認知的な活動が介在するという事実を重視し、顕在性の行動に力をおく学習(行動)理論に代わり、その説明力を高めるために認知的変数をより積極的に取り組んだ認知行動療法が展開されたことになる。

一方、従来の行動療法が認知的要因を扱っているわけではないという指摘も多い。

例えば・・・
伝統的な行動療法の技法である系統的脱感作法はイメージという形で認知的要因を扱っている。
思考中断法は思考という認知的変数への介入を試みているなどとする見解である。

ところが・・・
適切な行動と強化との関連性を教示した方が治療効果が上がるなどといった事実を踏まえると、クライエントの内面のコントロールの主体が、どこにあるのかという、前提の違いではないかという指摘もある。

実際に認知行動療法は、行動と認知の両面から介入する方法が採用され、クライエントの認知的要因である思考、態度、信念などはクライエント自身のコントロール下にあるという前提のもとに、セルフコントロール力を高めることに重点がおかれる。

すなわち・・・
行動が認知、情動、生理的変化などと相互決定的に影響を与えあうことを前提とし、行動、認知、情動、生理などに対して多面的に働きかけ、治療効果を引き出そうとすることに特徴がある。

問題行動や症状の克服のみならず、克服過程をも学習することを強調するという相違点はあるものの、その基本は行動療法と同様の志向をしていることに変わりはない。

◆認知行動理論は、
伝統的な学習(行動)理論が精練される変化の過程ととらえることができる。

【スキーマ】schema について

・個人の中にあるかなり一貫した知覚・認知の構え。すなわち、個人が世界をどのように構造化しているかということを指す。

・スキーマは、過去の学習や経験に基づいたものであり、自分自身を個人として、集団の一員として規定するための信念体系、あるいは基本法則である。そして、個人がある出来事に特定の意味を与える規則でもある。

・うつ病患者のスキーマには「完全でなければ私は愛されない」「あらゆる点で有能でなければ私は失敗者だ」といったものがある。