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心理学の知識

心のケア9|回復のための心構え

心のケア9 回復のための心構え

心のケア9 回復のための心構え (被災された方々へ)

◇災害時 『こころのケア』 にお役立て下さい。
  *正しい知識をもって適切に対処していきましょう。

◆1、恐ろしい災害や事件(トラウマティック・ストレス)を経験した後で、心身の変化や動揺が起こるのは、自然な反応であることを理解しましょう。

あなたが異常なのではなく、災害や事件そのものが異常事態なのです。

・このような異常事態に対処するために、正常な反応として、
様々な心身の変化が現れます。また災害や事件のあと、
しばらくしてから心身に強い反応が起きてくることもあります。

◆2、投げやりになったり、やけをおこして状況を悪化させないよう、
可能な範囲で対処してください。

◆3、しばらくは一人にならずに、家族や仲間など、
安心できる人たちと過ごすようにしましょう。

◆4、食事・睡眠・休養など規則的な生活を心がけましょう。
避難所など難しい場合は自分なりのリズムをつくるよう心がける。
5~10分の休息でも良いので、こまめに横になる、目を閉じる、等を意識してみましょう。

◆5、一人で悩んだり、抱え込まず、周囲の人や専門家に相談しましょう。
会話はとても重要です。

◆6、ストレス反応からの回復は必ずしも直線的ではなく、
行きつ戻りつしながら回復していくものであることを知っておいてください。

◆7、過度の飲酒は控えましょう。

※ 受診できる環境にない場合は避難所巡回中の支援スタッフへご相談ください。

※災害時 『心のケア』 にお役立て下さい。

【心のケア1~心のケア15のリンク】

◆心のケア1|喪失の受容
◆心のケア2|被災した人のケア
◆心のケア3|サバイバーズギルト
◆心のケア4|心身の反応
◆心のケア5|PTSD
◆心のケア6|トラウマティック・ストレス
◆心のケア7|急性ストレス障害
◆心のケア8|ストレス反応と心の病気
◆心のケア9|回復のための心構え
◆心のケア10|子どものケア
◆心のケア11|気遣いの言葉
◆心のケア12|グリーフ・カウンセリング
◆心のケア13|グリーフ・ワーク
◆心のケア14|援助者を目指す傾聴術
◆心のケア15|悲嘆のプロセスから回復へ