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心理学の知識

心のケア10|災害時 子どものケア

心のケア10 子どもの場合の注意点 (被災された皆様へ)

◇災害時 『こころのケア』 にお役立て下さい。
  *正しい知識をもって適切に対処していきましょう。

災害時の子どもの心のケア4つのポイント
1.「安心感」を与える
2.「日常」を取り戻すことを助ける
3.被災地の映像を繰り返し見せない

子どもは大人以上に敏感なところがありますが、
なかなか言葉にすることができません。
そのため、言葉以上に体の訴えや行動、
非言語的な部分に気をつけましょう。

◆1、学校や幼稚園に行きたがらない。
◆2、夜眠れない。夜中におびえて突然飛び起きる。おねしょをする。
◆3、親の気を引こうとしたり、しがみつく。赤ちゃん返りをする。
◆4、今まで出来ていたことが出来なくなり親に甘える。
◆5、すでに見られなくなっていた癖をまたしはじめる。
◆6、様々な体の症状を訴える。
◆7、一人になるのをいやがり、暗闇を怖がる。

【接し方について】

●できるだけ子どもを一人にせず、家族がいっしょにいる時間を多く持つ。
●愛情をできるだけ言葉にして表現し、安心させる言葉をかけてあげる。
●こどもが恐怖や悲しみの感情を話すようなら十分に聴いてあげる。
●子どもの話を注意深く聴き、理解している姿勢を示し伝えましょう。
●そばにいる。 抱きしめて安心感を与える。
●学童期の子どもに対しては、感情、心配な事、疑問を、
言葉にできるよう、手助けしてください。
普段、気持ちを表すのに使っているシンプル、簡単な言葉
(頭にきた、さみしい、怖い、悲しい、心配など)を用いましょう。

●言葉使いを子どもの発達レベルに合わせましょう。
可能な限り、シンプルで直接的なわかりやすい表現を用いましょう。

●思春期の人に対しては、大人同士として話しかけましょう。
そうすることによって彼らの気持ちや心配や疑問に、
あなたが敬意をはらっているというメッセージを送ることができます。

心のケア10 災害時:子どものケア

※災害時 『心のケア』 にお役立て下さい。

【心のケア1~心のケア15のリンク】

◆心のケア1|喪失の受容
◆心のケア2|被災した人のケア
◆心のケア3|サバイバーズギルト
◆心のケア4|心身の反応
◆心のケア5|PTSD
◆心のケア6|トラウマティック・ストレス
◆心のケア7|急性ストレス障害
◆心のケア8|ストレス反応と心の病気
◆心のケア9|回復のための心構え
◆心のケア10|災害時 子どものケア
◆心のケア11|気遣いの言葉
◆心のケア12|グリーフ・カウンセリング
◆心のケア13|グリーフ・ワーク
◆心のケア14|援助者を目指す傾聴術
◆心のケア15|悲嘆のプロセスから回復へ

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