knowledge

心理学の知識

人間関係の改善とコミュニケーション心理学

仙台カウンセリング
仙台で心理カウンセリングの仕事をする時に。
知っておきたい心理カウンセラーの知識と情報。

【心理学の理論や心理技法】

「心理学の理論や心理技法」は、”こころの仕組み” を基本に、
「コミュニケーション」 についても、
分かりやすく体系化されている点が ”魅力” です。

今まで、数多くの修了生が心理学を学び、
日常に活かすことで、より豊かな人間関係を新たに築いています。

仙台でカウンセラーの仕事】

日常で起こる内面での葛藤や、さまざまな喪失体験によって引き起こされる悲嘆、
心身の問題の軽減及び、解決に向かうプロセスを心理的に援助すること。

【カウンセラーの役割】

1、見立て
葛藤や悲嘆を癒すよう、短期・中期・長期的な、見通しを見立て、
初期は、そばに寄り添い、傾聴にて関わるようにする。
(*悲嘆は、人生において誰もが直面する普遍的な感情でもある)

2、受容・共感・支持
わかっているが認めたくないという、あいまいな気持ち、抵抗感に寄り添いながらも、
問題を現実のものとして認識し、受容できるよう援助する。

3、表現のサポート
問題軽減及び解決への過程を理解し、言葉に出来る感情も出来ないものも、
抑圧することなく、できるだけ表現できるよう促す。

4、セラピー
受け入れがたい苦痛を感じている時、何らかの緩衝工作を施しながら、
徐々に乗り越えて行けるよう援助する。

5、人間関係の再構築
失ったものなしに、生きていく気持ちを整理し、
心理的自立と、適応のために必要な行動の準備をサポートする。

6、リスクマネジメント
病的な反応を識別し、必要に応じて専門医(精神科医)などにリファーする。
(カウンセリングでは対応に限界があることを見極める)

※カウンセラーは、個人差を認識し、場面に応じて柔軟な対応を心がける必要がある。
様々な問題をクリアし、より豊かな人生へと旅立っていく姿は感動的でさえある。
カウンセラーには、それに立ち合える喜びがある☆

☆ 皆様にお会いできますこと、楽しみにお待ちしております ☆

公認心理師|国家資格|公認心理師 試験結果|公認心理師法

仙台カウンセリング

公認心理師|国家資格|公認心理師 試験結果|公認心理師法

公認心理師法(国家資格)は、
平成27年(2015年)9月9日に議員立法により成立し、9月16日に公布され、
平成29年(2017年)9月15日に施行されました。

☆第8回公認心理師 国家試験は令和7年3月2日
【2025年3月2日 第8回公認心理師試験結果】
・受 験 者 数
・合 格 者 数
・合 格 率

☆第7回公認心理師 国家試験は令和6年3月3日
【2024年3月3日 第7回公認心理師試験結果】
・受 験 者 数 2,089人
・合 格 者 数 1,592人
・合 格 率 76.2 %

☆第6回公認心理師 国家試験は令和5年5月14日
【2023年5月14日 第6回公認心理師試験結果】
・受 験 者 数 2,020人
・合 格 者 数 1,491人
・合 格 率 73.8 %

☆第5回公認心理師 国家試験は令和4年7月17日
【2022年7月17日 第5回公認心理師試験結果】
・受 験 者 数  33,296 人
・合 格 者 数  16,084 人
・合 格 率   48.3 %

☆第4回公認心理師 国家試験は令和3年9月19日
【2021年9月19日 第4回公認心理師試験結果】
・受 験 者 数  21,055 人
・合 格 者 数  12,329 人
・合 格 率   58.6 %

☆第3回公認心理師 国家試験は令和2年12月20日
【2020年12月20日 第3回公認心理師試験結果】
・受 験 者 数  13,629 人
・合 格 者 数   7,282 人
・合 格 率   53.4 %

☆第2回公認心理師 国家試験は令和元年8月4日
【2019年8月4日 第2回公認心理師試験結果】
・受 験 者 数  16,949 人
・合 格 者 数   7,864 人
・合 格 率   46.4 %

☆第1回公認心理師 国家試験は、平成30年9月9日
【2018年9月9日 第1回公認心理師試験結果】
・受 験 者 数   35,020人
・合 格 者 数   27,876人
・合 格 率    79.6 %

※公認心理師法(平成27年法律第68号)に基づき実施した、
第1回公認心理師試験(追加試験)平成30年12月16日実施の結果等

☆第1回公認心理師 国家試験(追加試験)は、平成30年12月16日に実施
【2018年12月16日 第1回公認心理師試験結果】※追加試験:北海道
・受 験 者 数  1,083 人
・合 格 者 数    698 人
・合 格 率    64.5 %
(※追加試験は北海道の台風被害により設けられた)

【公認心理師】
公認心理師とは、公認心理師登録簿への登録を受け、
公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、
心理学に関する専門的知識及び技術をもって、
次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。

(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
(2)心理に関する支援を要する者に対する、
その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、
指導その他の援助
(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

公認心理師法概要

【目的】
公認心理師の資格を定めて、その業務の適正を図り、
もって国民の心の健康の保持増進に寄与することを目的とする。

【定義】
「公認心理師」とは、公認心理師登録簿への登録を受け、
公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、
心理学に関する専門的知識及び技術をもって、
次に掲げる行為を行うことを業とする者をいう。

① 心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
② 心理に関する支援を要する者に対する、
その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
③ 心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、
指導その他の援助
④ 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

【国家試験】
公認心理師として必要な知識及び技能について、
主務大臣が公認心理師試験を実施する。
受験資格は、以下の者に付与する。

① 大学において主務大臣指定の心理学等に関する科目を修め、
かつ、大学院において主務大臣指定の心理学等の科目を修めて
その課程を修了した者等
② 大学で主務大臣指定の心理学等に関する科目を修め、
卒業後一定期間の実務経験を積んだ者等
③ 主務大臣が①及び②に掲げる者と同等以上の
知識及び技能を有すると認めた者

【義務】
1 信用失墜行為の禁止
2 秘密保持義務(違反者には罰則)
3 公認心理師は、業務を行うに当たっては、
医師、教員その他の関係者との連携を保たねばならず、
心理に関する支援を要する者に当該支援に係る主治医があるときは、
その指示を受けなければならない。

【主務大臣】
文部科学大臣及び厚生労働大臣

【経過措置】
既存の心理職資格者等に係る受験資格等について所要の経過措置を設ける。

【公認心理師】(こうにんしんりし)とは、
公認心理師法を根拠とする日本の心理職国家資格である。

【心理職の国家資格】
名称独占資格として規定される(第44条第1項)とともに、
資格創設(全面施行)以降、公認心理師の有資格者以外は、
「心理師」という文字の使用禁止が規定された(第44条第2項)。

◆公認心理師は、現行の「臨床心理士」と同様、
教育、医療・保健、福祉、司法・矯正、労働・産業、学術・研究など、
多岐にわたる活動領域を想定しており、
特定の分野に限定されない「汎用性」「領域横断性」を特長とする
心理職国家資格を旨とするものである。
そのため、文部科学省と厚生労働省による共管とされ、
主務大臣は文部科学大臣と厚生労働大臣と規定されている。

◆公認心理師が行う心理的行為としては、
「心理検査」「カウンセリング」「心理療法」といった
「心理的支援」や「コンサルテーション」、「心理教育」等を想定して、
「一、心理に関する支援を要する者の心理状態の観察・分析」
「二、心理に関する支援を要する者との心理相談による助言・指導」
「三、心理に関する支援を要する者の関係者との心理相談による助言・指導」
「四、メンタルヘルスの知識普及のための教育・情報提供」の4種が掲げられている(第2条)。

この点は現行の臨床心理士の専門業務
(①「臨床心理査定」②「臨床心理面接」③「臨床心理学的地域援助」
④「①~③に関する調査・研究」)を鑑み、規定された。
但し、公認心理師は臨床心理士にとって変わるものではなく、臨床心理士の資格は今後も残り、公認心理師と共存していくものと考えられている。

公認心理師|臨床心理士|産業カウンセラー|資格取得の要件と方法

仙台カウンセリング
公認心理師|臨床心理士|産業カウンセラー|資格取得の要件と方法

【心理カウンセラーの資格について】
日本での心理職:心理カウンセラーなど心に関する「国家資格」は、
公認心理師です。

民間資格については、民間の各団体や協会、個人が各自認定する資格が混在しています。民間資格の場合は、公認心理師や、医師、看護師(国家資格)のように、資格があれば仕事に就けるというものは特に存在しません。カウンセラーの資格を取得しなければ仕事ができないのでは、と考えられていますが、仕事にして行きたいのであれば、実習と経験を重ね、実力、知識、技術を身につけるという事が不可欠です。身近な人の相談や一般的なカウンセリングを行いたい場合は、民間のカウンセリングスクールで学び、仕事が実際ある所を探す又は、独立開業という選択肢もあります。
ここでは公認心理師(国家資格)や臨床心理士、産業カウンセラーの資格取得方法や受験条件などについて記しております。

☆仙台心理カウンセリング&スクールのカウンセラー養成講座は、理論と実習を通して自己理解を深めながら、カウンセリング技術を徐々に身につけることが、可能なカリキュラム構成となっております。講師は女性の産業カウンセラーです。

産業カウンセラー【認定機関:(社)日本産業カウンセラー協会】

・1960年:日本産業カウンセラー協会が誕生。
・1970年:(旧)労働大臣の許可により社団法人:日本産業カウンセラー協会となった。
・1990年:産業カウンセラー資格が厚生労働省(旧労働省)の技能審査資格として認定された。
この認定制度は行政改革により、2001年度末で終了、以後民間資格となった。
現在は(社)日本産業カウンセラー協会がその認定を行なっている。
産業カウンセラーは、心理的手法を用いて、働く人たちが抱える問題を、自らの力で解決できるよう援助することで社会に貢献する専門家を認定する資格である。カウンセラーの資格には民間の認定資格が多数存在する中で、産業カウンセラーは知名度の高い資格として知られている。(日本産業カウンセラー協会)

【産業カウンセラーの任務】
「企業従業員全員を対象として、その心身両面における健康の回復・維持ならびに増進について、主としてカウンセリング業務を通じて貢献し、ひいては各企業や産業全体の活性化と発展に寄与することをその任務とする。」(「産業カウンセリング」内山喜久雄編著 日本文化科学社)

【産業カウンセラーの現状】
「産業カウンセラー」の肩書きだけで十分な収入を得るのは難しいかもしれない。しかし、企業(事業主)の安全配慮義務が労働者の精神衛生面まで拡大された今日、企業は健康相談室の設置などメンタルヘルスに力を入れざるを得ない状況にあり、産業カウンセラーのニーズは年々増加傾向にある。

【産業カウンセラーの試験】
(社)日本産業カウンセラー協会が定める受験要件を満たして受験資格が得られる。毎年1月実施の産業カウンセラー試験(筆記及び実技)を受験し合格した者に資格証が交付される。年1回の更新制度あり。更新料が必要。

産業医や保健師、看護師などの医療従事者、教師などの教育関係者、企業の管理職や人事関係者などのカウンセリングマインドが求められる業種・職種においては、その職務遂行を助ける有用な資格といえる。

臨床心理士【認定機関:(財)日本臨床心理士資格認定協会】

・臨床心理士とは、臨床心理学の知識や技術を基に心理的なことを取り扱う心の専門家で、公立学校スクールカウンセラーの資格要件になっていたり、医療機関でも臨床心理士を資格要件としているところが多い。
・1995年に旧文部省管轄で臨床心理士の資格認定制度が設けられた。
臨床心理職の国家資格化に関する議論が、旧厚生省や国会で議論されたが立法化実現には至らず。
・「臨床心理士」養成に関しては心理系大学院の修士課程を卒業する事が必須であり、 その後、臨床心理士の資格試験に合格して「臨床心理士」資格が取得可能。

公認心理師:国家資格(厚生労働大臣及び文部科学大臣)

公認心理師法は、平成27年(2015年)9月9日に議員立法により成立し、
9月16日に公布され、平成29年(2017年)9月15日に施行された。

☆第1回公認心理師 国家試験は平成30年(2018年)9月9日に実施された。
*第1回公認心理師 国家試験(自然災害による追加試験)は平成30年(2018年)12月に実施された。
☆第2回公認心理師 国家試験は令和元年(2019年)8月4日に実施
*第3回公認心理師 国家試験(2020年6月21日予定)は、
コロナ自粛の影響により延期(2020年12月20日に実施)
☆第4回公認心理師 国家試験は令和3年(2021年)9月19日に実施
☆第5回公認心理師 国家試験は令和4年(2022年)7月17日に実施
☆第6回公認心理師 国家試験は令和5年(2023年)5月14日に実施
☆第7回公認心理師 国家試験は令和6年(2024年)3月3日に実施
☆第8回公認心理師 国家試験は令和7年(2025年)

【公認心理師】
公認心理師とは、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。
(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

公認心理師法概要
【目的】
公認心理師の資格を定めて、その業務の適正を図り、もって国民の心の健康の保持増進に寄与することを目的とする。

【定義】
「公認心理師」とは、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいう。
1,心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
2,心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
3,心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
4,心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供

【国家試験】
公認心理師として必要な知識及び技能について、主務大臣が公認心理師試験を実施する。受験資格は、以下の者に付与する。
① 大学において主務大臣指定の心理学等に関する科目を修め、かつ、大学院において主務大臣指定の心理学等の科目を修めてその課程を修了した者等
② 大学で主務大臣指定の心理学等に関する科目を修め、卒業後一定期間の実務経験を積んだ者等
③ 主務大臣が①及び②に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認めた者

【義務】
1 信用失墜行為の禁止
2 秘密保持義務(違反者には罰則)
3 公認心理師は、業務を行うに当たっては、医師、教員その他の関係者との連携を保たねばならず、心理に関する支援を要する者に当該支援に係る主治医があるときは、その指示を受けなければならない。

【主務大臣】
文部科学大臣及び厚生労働大臣

【経過措置】
既存の心理職資格者等に係る受験資格等について所要の経過措置を設ける。

【公認心理師】(こうにんしんりし)とは、
公認心理師法を根拠とする日本の心理職国家資格である。

【心理職の国家資格】
名称独占資格として規定される(第44条第1項)とともに、資格創設(全面施行)以降、公認心理師の有資格者以外は、「心理師」という文字の使用禁止が規定された(第44条第2項)。

◆公認心理師は、現行の「臨床心理士」と同様、教育、医療・保健、福祉、司法・矯正、労働・産業、学術・研究など、多岐にわたる活動領域を想定しており、特定の分野に限定されない「汎用性」「領域横断性」を特長とする、心理職国家資格を旨とするものである。そのため、文部科学省と厚生労働省による共管とされ、主務大臣は文部科学大臣と厚生労働大臣と規定されている。

◆公認心理師が行う心理的行為としては、
「心理検査」「カウンセリング」「心理療法」といった
「心理的支援」や「コンサルテーション」、「心理教育」等を想定して、
「一、心理に関する支援を要する者の心理状態の観察・分析」
「二、心理に関する支援を要する者との心理相談による助言・指導」
「三、心理に関する支援を要する者の関係者との心理相談による助言・指導」
「四、メンタルヘルスの知識普及のための教育・情報提供」の4種が掲げられている(第2条)

この点は現行の臨床心理士の専門業務
(①「臨床心理査定」②「臨床心理面接」③「臨床心理学的地域援助」
④「①~③に関する調査・研究」)を鑑み、規定された。
但し、公認心理師は臨床心理士にとって変わるものではなく、
臨床心理士の資格は今後も残り、公認心理師と共存していくものと考えられている。

認定心理士【認定機関:日本心理学会】

日本心理学会は、1994年(平成6年)9月文部省から社団法人認可を受ける。2011年(平成23年)4月から内閣府の認定を受け公益社団法人となる。

【認定心理士資格申請の種類】*認定申請のみ:認定試験なし

(A)認定申請(大学卒業後の申請)
認定心理士の認定申請は、大学を卒業した後で資格取得希望者が個人の資格で申し込むことが原則。4年制の大学を卒業し、その在学期間に取得した単位を認定単位として申請します。大学卒業後、他大学で履修した単位をあわせて申請することも可能。

(B)仮認定申請(大学卒業前の申請)
卒業前に「仮認定」を受けて条件付きの「仮認定証」を受領できる「仮認定制度」がある。
仮認定制度は、「申請書どおりの単位が卒業時に修得されていることが認定委員会で確認できた段階で認定心理士の資格を授与する」ということを卒業前に保証するもの。
「仮認定審査」の申請の手続きができる者は、申請書提出時に卒業見込証明書が発行される、在学中の学生に限る。
なお、認定単位として申請する単位はすでに取得した単位に限られる。仮認定の場合は申請時点までの単位取得を証明するために成績証明書と卒業見込み証明書の提出が必要。

(C)日本心理学会会員の優遇措置
申請時現在まで日本心理学会に5年以上連続して正会員として在籍し、本務校において心理学関連科目を担当する大学等(四年制大学、短期大学、高等専門学校、専門学校)の教員は、所定の手続によってこれらの事項を認定委員会へ届けることによって、資格審査を受け、資格認定を受けることができる。

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仙台カウンセリング【2009年3月開業】
仙台心理カウンセリング&スクールのカウンセラー養成講座は、理論と実習、自己理解を通してカウンセリング技術を、徐々に身につけることが可能なカリキュラム構成となっております。修了された皆様には『修了証』を発行いたします。

心のケア15|悲嘆のプロセス12段階 アルフォンス・デーケン

心のケア15 「悲嘆のプロセス」 アルフォンス・デーケン

心のケア15 「悲嘆のプロセス」 アルフォンス・デーケン

◇災害時 『こころのケア』 にお役立て下さい。
  *正しい知識をもって適切に対処していきましょう。

【究極の喪失】
これは大切な人の死であり、慣れ親しんだ環境との別れでもある。
別れが突然であったり、意に沿わなかったりする場合ほど、
悲嘆(グリーフ)、喪失の痛みは大きなものとなり、
時には自分ひとりでは扱えない状態を招くこともある。

悲嘆(グリーフ)ワークは、喪失の悲嘆を癒すためのワークである。

◆【対象喪失】:悲嘆(グリーフ)の原因
1、親しい者との死別(自死を含む)
2、親しい者との生別(離婚、別居、失恋など)
3、慣れ親しんだ場所や仕事などとの別れ
(転居、海外移住、進学、就職、退職、転校など)

◆ドイツの哲学者「アルフォンス・デーケン」(Alfons Deeken 1932~ )は、
悲嘆からの立ち直りを、12のプロセスに分けている。

『悲嘆12のプロセス』
 1.精神的打撃と麻痺状態
 2.否認(別れ、喪失を受け入れられない)
 3.パニック
 4.怒りと不当感(なぜ私が?)
 5.敵意とうらみ
 6.罪責感(後悔)
 7.空想形成ないし幻想
 8.孤独感と抑うつ
 9.精神的混乱と無関心
10.あきらめ→受容
11.新しい希望(ユーモアと笑いの再発見)
12.立ち直りの段階(新しいアイデンティティの誕生)

※悲嘆を体験する人がすべてこれらの12段階を通るわけではない。
また、必ずしもこの順序通りに進行するとは限らない。
時に、複数の段階が重なって現れることもあり、
体験の程度にもよるが、立ち直るまで数年かかる場合も少なくない。

【批判からは何も生まれない】
「怒り(4)」を表現する手段として、対象物がある時、批判、攻撃などで表現されることもある。
そのような心理状態(防衛反応)もあることを理解しておきたい。
それと同時に「何もできなかった(6)」と自分を責める罪責感もある。

このような場合、現実に直接何か出来ることは少なく、
いくつかの段階を行きつ戻りつつしながら徐々に回復へ向かって行く。
これらの事を自身の中で理解しておくと、現在の状態、
また、今後の自分が、「過去の自分」を振り返った時、
穏やかに、究極の喪失を受容できることが少なくない。

◆「専門家の力を借りる」という選択
【自分たちの力で対処する事に限界を感じる時の手段】

非常に大きなショック(心の傷)体験の場合は、
第三者:専門家のサポートを提供(または利用)することで、
心理的回復・改善(安全な状態)へと移行できるケースも少なくありません。

特に大きなダメージに対しての支援が必要な場合は、専門医の受診や、
専門家への相談なども含め、安全配慮の選択肢として把握しておく事も重要と思われます。

◆主な支援内容(例)※状況により支援方法を選択します。
・本人への直接対応、カウンセリング
・グループカウンセリング
・心理教育(体験後の心理的変化と対処法についての情報提供)
・家族への助言
・管理者・担当者への助言
・会社の場合:人事・総務・労務担当者への助言
・その他、状況に応じた対応
※必須項目:アセスメント(ショック状態の把握や心身両面の状況把握など)

以上、ご参考にしていただければ幸いです☆

【デーケン氏の言葉】
立ち直る段階での「心の癒し」で、特に重要なことは、
同じ体験がある人との分かち合いだと思っています。
経験していない人にはなかなか理解できないのです。

by アルフォンス・デーケン

心のケア15 「悲嘆のプロセス」 悲嘆を癒やすグリーフ・ケアワーク

※災害時 『心のケア』 にお役立て下さい。
仙台心理カウンセリングスクール

【心のケア1~心のケア15のリンク】

◆心のケア1|喪失の受容5つのプロセス
◆心のケア2|被災した人のケア
◆心のケア3|サバイバーズギルト
◆心のケア4|心身の反応
◆心のケア5|PTSD
◆心のケア6|トラウマティック・ストレス
◆心のケア7|急性ストレス障害
◆心のケア8|ストレス反応と心の病気
◆心のケア9|回復のための心構え
◆心のケア10|子どものケア
◆心のケア11|気遣いの言葉
◆心のケア12|グリーフ・カウンセリング
◆心のケア13|グリーフ・ワーク
◆心のケア14|援助者を目指す傾聴術
◆心のケア15|悲嘆のプロセス12段階へ

【心のケア1~心のケア15のリンク】

◆心のケア1|喪失の受容5つのプロセス
◆心のケア2|被災した人のケア
◆心のケア3|サバイバーズギルト
◆心のケア4|心身の反応
◆心のケア5|PTSD
◆心のケア6|トラウマティック・ストレス
◆心のケア7|急性ストレス障害
◆心のケア8|ストレス反応と心の病気
◆心のケア9|回復のための心構え
◆心のケア10|子どものケア
◆心のケア11|気遣いの言葉
◆心のケア12|グリーフ・カウンセリング
◆心のケア13|グリーフ・ワーク
◆心のケア14|援助者を目指す傾聴術
◆心のケア15|悲嘆のプロセス12段階

仙台カウンセリング

心のケア14|援助者を目指す傾聴術

心のケア14 「援助者を目指す傾聴術

◇災害時 『こころのケア』 にお役立て下さい。
  *正しい知識をもって適切に対処していきましょう。

※援助者を目指す傾聴術とは、相手が問題を抱えている時、相手の高ぶった感情がおさまるように手助けする効果的な方法のひとつです。「受動的な聴き方」による対応は、あなたが相手を受け入れ認めていることを示し、相手に話を続けるようにと励まします。受動的な聴き方による対応としては「そばにいる、沈黙、相づち、うなずく、繰り返し、気持ちをくむ」などが大切です。

【援助者を目指す傾聴術1】  

~受動的な聴き方~

■良い援助者とは
・誰か他の人の手助けをするというのは、相手の成長を促し、役立つ変化をもたらすチャンスです。
・あなたにとって、大切な人の手助けに成功すれば、あなたがそのために費やした時間や思いやりは、二人の関係をさらに深め、長続きさせるという形で報いられます。
・問題を抱えてあなたの助けを求めに来た人に対して良い効果のある援助を与えるためには何が必要でしょうか。
・効果的な手助けには、少なくとも3つの基本的要素(カール・ロジャース理論)があります。

1、受容:相手をあるがまま受け入れる
2、共感:自分を相手の立場において、相手の感情を体験する
3、自己一致(ほんもの):正直で率直な関係をもつ(嘘がないこと)

■受動的な聴き方

・相手が問題を抱えている時、相手の高ぶった感情がおさまるように手助けする、効果的な方法のひとつは、受動的な聴き方による対応です。
これは、あなたが相手を受け入れ、認めていることを示し、相手に話を続けるようにと励まします。受動的な聴き方による対応は下記のようなものです。

1、そばにいる
・相手が問題を持つことを知った時、物理的にそばにいて、相手と向き合い、目を見つめている事で、あなたの聴く姿勢を相手に感じさせる事ができる。

2、沈黙
・相手が問題を見つめようとしたとき、あなたが黙って聴くことができれば、相手にとって大きな助けや変化、気づきにつながります。

3、あいづち、うなずく
・あなたが、相手に注意、関心を持っていることを示すことができます。
・ある程度まで、あなたの、受容と共感を相手に伝えます。

4、繰り返し
・相手の発した言葉をそのままフィードバックする、この対応は相手の考えや思いや感情を更に深く話すことを促進します。

5、気持ちをくむ
・相手の感情に対し、あなたの受容と理解を表わし、援助したいと思っていることを伝えます。
(言葉にならないくらい辛かったのですね・・)
(これからどうしたら一番良いのか一緒に考えていきませんか?)

※このような受動的な聴き方による対応は、相手に受け入れられたと感じさせ、コミュニケーションを継続させる効果があります。

【援助者を目指す傾聴術2】  

~能動的な聴き方~

■能動的な聴き方

・能動的な聴き方は相手が問題を持った時に、その人を援助するための技法です。
・援助しようとする時の基本的な方法は受容と共感を伝えることです。
・あなたの欲求を満たすために相手と関わる事と、相手を援助するためにあなたが関わる事では、態度が全く異なります。

1、あいづち・うなずく
2、くりかえし
3、気づきのことば
(解読した結果、効果的と思われるフィードバック)

4、要約・言いかえ
5、気持ちをくむ
(相手の感情に耳を傾ける)

■ 【質問技法】

・開かれた質問を心がける

1)閉ざされた質問
・はい、いいえで答えることができる
・自分が関心のある問題だけをきいていく傾向があり、情報が偏りがちになる点に注意する。
・口の重い相手や、必要な情報を得る時には有用。

2)開かれた質問
・「~とはどんなことですか?」
・「~について話していただけませんか?」等々、
 話の主導権を相手に与える。
・こちら側(カウンセラー)の思惑を気にすることなく、
 相手の考えていること(真実・本心)を、
 自由に表現する機会を与える。

・相手の悲嘆(喪失や問題)を引き出し、
 感情に注意を集中させていく時などに用いる。
・出来事についての感情体験を相手(本人)に気づかせる。
・傾聴のあと、相手にとってそれは、
 どんな「感情」「気持ち」だったのかを、
 効果的に質問しながら聴く。

■望ましいコミュニケーション■

1:相手が問題を抱えている時は、必ず「何かあるな」と感じさせる言葉や態度を示す

2:そのサインを「何かあるな」「何だろう」と読み取り、相手の感情や考えるだろうと、推察したことを言葉にして相手に返し、相手がそれを実際に感じているかどうかを確認する

3:相手は、こちらが確認したことが正しければ、コミュニケーションを先にすすめる。
また、こちらが確認したことが間違っていれば、それを否定してより明確なサインを送ってくる。

~ by トマス・ゴードン「親教育のプログラム」 ~

心のケア14 「援助者を目指す傾聴術」グリーフケア

※災害時 『心のケア』 にお役立て下さい。

【心のケア1~心のケア15のリンク】

◆心のケア1|喪失の受容
◆心のケア2|被災した人のケア
◆心のケア3|サバイバーズギルト
◆心のケア4|心身の反応
◆心のケア5|PTSD
◆心のケア6|トラウマティック・ストレス
◆心のケア7|急性ストレス障害
◆心のケア8|ストレス反応と心の病気
◆心のケア9|回復のための心構え
◆心のケア10|子どものケア
◆心のケア11|気遣いの言葉
◆心のケア12|グリーフ・カウンセリング
◆心のケア13|グリーフ・ワーク
◆心のケア14|援助者を目指す傾聴術
◆心のケア15|悲嘆のプロセスから回復へ

心のケア13|グリーフ・ワーク

心のケア13 「グリーフ・ワーク

◇災害時 『こころのケア』 にお役立て下さい。
  *正しい知識をもって適切に対処していきましょう。

*悲嘆(グリーフ)・ワークは喪失の悲嘆を癒すための心理療法です。
グリーフケアは「ショック期」「喪失期」「閉じこもり期」「再生期」、4段階のプロセスを経て回復へと向かいます。 順番が入れ替わったり、各プロセスを行ったり来たりしながら少しずつ喪失体験を癒して行きます。グリーフワーク 悲嘆ワークは喪失の悲嘆を癒やすための心理療法で、グリーフ・ワークを始めるために必要なことは安全確保(心理的、環境的、物理的)衣食住が確保されていること。9つのポイントを状況に応じて適応して行くことをサポートします。

【グリーフ・ワークを始めるために必要なこと】

・安全確保(心理的、環境的、物理的)
・衣食住が確保されていること。
※諸々の事務手続きが未完了の場合でも、できるところから少しづつ進めます。
※震災後、諸々の事務手続きが完了していれば、なお良いでしょう。

【グリーフ・ケアの4段階】
グリーフケアは、
1,「ショック期」
2,「喪失期」
3,「閉じこもり期」
4,「再生期」

以上、4段階のプロセスを経て回復へと向かいます。
順番が入れ替わったり、各プロセスを行ったり来たりしながら、
少しずつ喪失の悲しみを癒して行きます(個人差があります)

【グリーフケアの方法】

1、深い悲しみ(感情)を受け入れる
強い感情は時間と共に軽減します。
がまんせずに、「嘆く、泣く時間を確保」します。

2、悲嘆や喪失体験を話す
可能であれば信頼出来る人と悲嘆をシェア。
傾聴してくれる人をみつけることも大切。

3、悲嘆を分かち合う
同じ経験をした人と分かち合い、乗り越えるきっかけに。

4、軽いストレッチ(運動)と良質の睡眠(休養)
ストレッチは心も柔軟にします。
眠らなくてもこまめな休息を意識することも効果的。

5、セルフケア:自分を愛する
自分をいたわり、ねぎらう。自分を大切にする。
心地良いと思われる五感を感じてみる。

6、出さない手紙を書く
自分自身の感情に気づくきっかけになります。

7、自分の考えや思いを記録する
記録することで感情を放出します。
絵画療法アートセラピー)も有効。

8、助けを求める
自分をケア出来る人は助けを求めることができます。
(*傾聴してくれる人に助けを求める)

9、休養(休息)、栄養、睡眠
からだをいたわることで緊張を軽減できます。

※悲嘆を認めることは、衝撃的な体験から『何か』を学び取り、人生の大きな意味を見出すこと。
支援者(カウンセラー)は伴走しながら悲嘆の軽減をサポートして行きます。

心のケア13 「グリーフ・ワーク」グリーフケア

※災害時 『心のケア』 にお役立て下さい。

【心のケア1~心のケア15のリンク】

◆心のケア1|喪失の受容
◆心のケア2|被災した人のケア
◆心のケア3|サバイバーズギルト
◆心のケア4|心身の反応
◆心のケア5|PTSD
◆心のケア6|トラウマティック・ストレス
◆心のケア7|急性ストレス障害
◆心のケア8|ストレス反応と心の病気
◆心のケア9|回復のための心構え
◆心のケア10|子どものケア
◆心のケア11|気遣いの言葉
◆心のケア12|グリーフ・カウンセリング
◆心のケア13|グリーフ・ワーク
◆心のケア14|援助者を目指す傾聴術
◆心のケア15|悲嘆のプロセスから回復へ

仙台カウンセリング

心のケア12|グリーフ・カウンセリング

心のケア12 「グリーフ・カウンセリング」

◇災害時 『こころのケア』 にお役立て下さい。
  *正しい知識をもって適切に対処していきましょう。

*悲嘆(グリーフ)・カウンセリングは喪失の悲嘆を癒すためのカウンセリングです。

グリーフ・カウンセリング

グリーフカウンセリング・悲嘆ワークカウンセリングは、
喪失の悲嘆を癒やすための心理療法です。
グリーフ・ワークカウンセリングを始めるために必要なことは、
安全確保(心理的、環境的、物理的)衣食住が確保されていること。
援助者は5つの役割を理解しておく必要があります。

喪失を経験しグリーフに陥り、突然不慣れな環境に置かれた時、
じっくりと傾聴してもらえること、さりげなく寄りそうサポート・ケアは大変心強いものです。

悲嘆カウンセリング (grief counseling)

愛する者の死など様々な喪失体験によって引き起こされる悲嘆の解決を心理的に援助すること。

【喪失体験に対する自然な反応】

1、呆然(麻痺、非現実感、パニック)
2、抵抗(否認、苦悶)
3、怒り(不当感、敵意、罪悪感)
4、抑うつ(空想、無関心、孤独、無力感)
5、諦め・受容
6、希望(解放、決意、再生)

●受け入れがたい苦痛に出会った時、何らかの緩衝工作をしながら徐々に乗り越えて行く。

【悲嘆はその過程を通じて次の仕事をなすと考えられる】
※5つの役割
1、喪失についての現実感をもつ
2、気持ちに正直になることで喪失を過不足なく受け止める
3、喪失後の様々な障害をクリアし、適応のための準備をする
4、失ったものに「さようなら」 と言い、
  それなしに生きる新しい人生のスタートラインにつく
5、これらの仕事を行うための時間をかせぐ(心理的負担を軽減させる)

※以上のような過程を、とばしたり、抑圧することなく体験することで、
その仕事を完遂させることが大切であり、援助の目的もそこにあります。

【悲嘆の仕事がうまく達成されないと・・】
新しい人生が始められないばかりでなく、病的な悲嘆反応がおきることもある。
悲嘆の仕事を阻む過剰な身構えが「認知や感情」にひずみを与える。
防衛によって内的な傷も生まれる。

喪失という心理的外傷にこうしたひずみや傷が加わることで、
症状が複雑に、わかりにくくなり、解決を難しくしてしまう。

【病的な悲嘆反応】としては、
慢性的、時期はずれ(遅延化)など、悲嘆が終わらないケース、喪失対象外にも罪責感が及んだり、全生活が不安感に覆われるなどの誇張された悲嘆、身体症状や不適応行動の仮面を装い、喪失の認識をもたない場合などがある。

【セラピー】
このような病的な悲嘆を扱う場合を「セラピー」(心理療法)としてカウンセリングと区別することもある。
悲嘆の仕事のどこが滞っているのか、それを阻んでいるのは何かを確認することが必要となる。

【喪失体験】は、
心理的な外傷だけでなく現実問題として、生活上の大きな負担を伴うことが少なくない。
そのため無理せざるを得なくなる。

また、失くしたものは、もともと心の支えであったはずであり、それを欠いた心はもろくなるか、守りを固めてかたくなになるかであろう。
従って、他者の支えが大きな意味をもつ。

「愛」 があるゆえに、別れや悲しみがうまれるが、
それを癒やすのもまた 『 愛 』 といえる。

【援助者の役割】

1、悲嘆を時で癒すよう、中・長期的な、見通しを持つとともに、
必要な時期にそばにいる(接触をもつ)ようにする。

2、わかっているが認めたくないという、
あいまいな気持ちに寄り添いながらも、
喪失を現実のものとして認めるよう援助する。

3、悲嘆の過程を理解し、
言葉に出来る感情も出来ないものも、
抑圧することなく、できるだけ表現するよう促す。

4、失ったものなしに生きていく気持ちと、
行動の準備をサポートする。

5、病的な反応を識別し、
必要に応じて専門医(精神科医)などにリファーする。

※必要に応じ、専門医の受診が必要になる場合もあります。

◆悲嘆の強さや内容は、

1、当事者の年齢、性別やパーソナリティ、価値観、及び環境
2、失ったもの、およびそれとの関係
3、失った状況(特に、予期されたものか否か)

以上によって大きく違ってくる。

喪失体験はプライベートな出来事であり、悲嘆反応は固有のものである。
したがって援助者はその個人差を認識し、柔軟な対応を心がける必要があります。

一方、悲嘆は、人生において誰もが直面する普遍的な感情でもある。
悲嘆は、喪失から誕生への橋渡しでもある。
病的な悲嘆に陥る危険性をもちながら、喪失という大きな荷物を引き受け、
より豊かな人生へと旅立っていく姿は感動的でさえある。

援助者(カウンセラー)は、それに立ち会う使命がある。

心のケア12 「グリーフ・カウンセリング」グリーフケア

※災害時 『心のケア』 にお役立て下さい。

【心のケア1~心のケア15のリンク】

◆心のケア1|喪失の受容5つのプロセス
◆心のケア2|被災した人のケア
◆心のケア3|サバイバーズギルト
◆心のケア4|心身の反応
◆心のケア5|PTSD
◆心のケア6|トラウマティック・ストレス
◆心のケア7|急性ストレス障害
◆心のケア8|ストレス反応と心の病気
◆心のケア9|回復のための心構え
◆心のケア10|子どものケア
◆心のケア11|気遣いの言葉
◆心のケア12|グリーフ・カウンセリング
◆心のケア13|グリーフ・ワーク
◆心のケア14|援助者を目指す傾聴術
◆心のケア15|悲嘆のプロセス12段階から回復へ

「旅立つ日」
~ある朝 目覚めたら神が待っていた~

「旅立つ日」
~ある朝 目覚めたら神が待っていた~

心のケア11|災害時 気遣いの言葉

心のケア11 災害時「気遣いの言葉」

◇災害時 『こころのケア』 にお役立て下さい。
  *正しい知識をもって適切に対処していきましょう。

災害時【気遣いの言葉】

1,被災状況を気遣い、不安な気持ちに共感し、協力の意思を伝える
2,不幸中の幸いは控えめにともに喜ぶ
3,むやみな励ましを避け「無理しないでね」と頑張り過ぎを食い止める

サバイバーズ・ギルト」のように、
強い苦しみを抱えた方の話をきく時
「気の利いた言葉」を探してしまいます。
ところがその気遣いが逆に相手の心を傷つけてしまうこともあります。

「サバイバーズ・ギルト」を例にとってみると、
思いはひとり一人異なり、
気遣ったつもりの言葉が深く傷つけ、
心を閉ざすきっかけになってしまう事もあります。
そのため、通常より繊細な心配りが必要です。

めまぐるしく変化する現状では、かつて経験したことのない、
新たなストレス源が次々と発生しています。
このストレス社会を生きるには、
誰でも心の通い合う会話に充分気を配る必要があります。

無理にプラス思考にもって行こうとする必要はありません。

「苦しい」感情があれば、その感情を認めることの方が大切です。
ありのままを受容するのです。

湧き出てくる感情をジャッジ(評価・判断)せず、ありのままを認める。
ただ、それだけで心が癒されることもあります。

心のケア11 「気遣いの言葉」

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◆心のケア7|急性ストレス障害
◆心のケア8|ストレス反応と心の病気
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◆心のケア10|震災後 子どものケア
◆心のケア11|災害時 気遣いの言葉
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仙台カウンセリング

心のケア10|災害時 子どものケア

心のケア10 子どもの場合の注意点 (被災された皆様へ)

◇災害時 『こころのケア』 にお役立て下さい。
  *正しい知識をもって適切に対処していきましょう。

災害時の子どもの心のケア4つのポイント
1.「安心感」を与える
2.「日常」を取り戻すことを助ける
3.被災地の映像を繰り返し見せない

子どもは大人以上に敏感なところがありますが、
なかなか言葉にすることができません。
そのため、言葉以上に体の訴えや行動、
非言語的な部分に気をつけましょう。

◆1、学校や幼稚園に行きたがらない。
◆2、夜眠れない。夜中におびえて突然飛び起きる。おねしょをする。
◆3、親の気を引こうとしたり、しがみつく。赤ちゃん返りをする。
◆4、今まで出来ていたことが出来なくなり親に甘える。
◆5、すでに見られなくなっていた癖をまたしはじめる。
◆6、様々な体の症状を訴える。
◆7、一人になるのをいやがり、暗闇を怖がる。

【接し方について】

●できるだけ子どもを一人にせず、家族がいっしょにいる時間を多く持つ。
●愛情をできるだけ言葉にして表現し、安心させる言葉をかけてあげる。
●こどもが恐怖や悲しみの感情を話すようなら十分に聴いてあげる。
●子どもの話を注意深く聴き、理解している姿勢を示し伝えましょう。
●そばにいる。 抱きしめて安心感を与える。
●学童期の子どもに対しては、感情、心配な事、疑問を、
言葉にできるよう、手助けしてください。
普段、気持ちを表すのに使っているシンプル、簡単な言葉
(頭にきた、さみしい、怖い、悲しい、心配など)を用いましょう。

●言葉使いを子どもの発達レベルに合わせましょう。
可能な限り、シンプルで直接的なわかりやすい表現を用いましょう。

●思春期の人に対しては、大人同士として話しかけましょう。
そうすることによって彼らの気持ちや心配や疑問に、
あなたが敬意をはらっているというメッセージを送ることができます。

心のケア10 災害時:子どものケア

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◆心のケア1|喪失の受容
◆心のケア2|被災した人のケア
◆心のケア3|サバイバーズギルト
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◆心のケア5|PTSD
◆心のケア6|トラウマティック・ストレス
◆心のケア7|急性ストレス障害
◆心のケア8|ストレス反応と心の病気
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◆心のケア10|災害時 子どものケア
◆心のケア11|気遣いの言葉
◆心のケア12|グリーフ・カウンセリング
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仙台カウンセリング

心のケア9|回復のための心構え

心のケア9 回復のための心構え

心のケア9 回復のための心構え (被災された方々へ)

◇災害時 『こころのケア』 にお役立て下さい。
  *正しい知識をもって適切に対処していきましょう。

◆1、恐ろしい災害や事件(トラウマティック・ストレス)を経験した後で、心身の変化や動揺が起こるのは、自然な反応であることを理解しましょう。

あなたが異常なのではなく、災害や事件そのものが異常事態なのです。

・このような異常事態に対処するために、正常な反応として、
様々な心身の変化が現れます。また災害や事件のあと、
しばらくしてから心身に強い反応が起きてくることもあります。

◆2、投げやりになったり、やけをおこして状況を悪化させないよう、
可能な範囲で対処してください。

◆3、しばらくは一人にならずに、家族や仲間など、
安心できる人たちと過ごすようにしましょう。

◆4、食事・睡眠・休養など規則的な生活を心がけましょう。
避難所など難しい場合は自分なりのリズムをつくるよう心がける。
5~10分の休息でも良いので、こまめに横になる、目を閉じる、等を意識してみましょう。

◆5、一人で悩んだり、抱え込まず、周囲の人や専門家に相談しましょう。
会話はとても重要です。

◆6、ストレス反応からの回復は必ずしも直線的ではなく、
行きつ戻りつしながら回復していくものであることを知っておいてください。

◆7、過度の飲酒は控えましょう。

※ 受診できる環境にない場合は避難所巡回中の支援スタッフへご相談ください。

※災害時 『心のケア』 にお役立て下さい。

【心のケア1~心のケア15のリンク】

◆心のケア1|喪失の受容
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◆心のケア9|回復のための心構え
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◆心のケア11|気遣いの言葉
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